配信時代に敢えてCD。ミュージシャン河原崎辰也の熱い思いとは?

5月4日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』には、CBCラジオでは同じ日曜日に放送している『河原崎辰也 いくしかないだろう!』のパーソナリティでミュージシャンの河原崎辰也さんが出演しました。今年3月1日に河原崎辰也&ザ・ミッドランドバンドとしてリリースした二ューアルバム『道なき道』の話題などを中心に、小堀勝啓が尋ねます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くいつの間にか20年
河原崎「小堀さんの番組には6年ぶり。CBCラジオのエド・サリヴァン・ショーですから、出していただけるって光栄なことです」
小堀「私がエド・サリヴァンなら、あなたはひとりビートルズ(笑)」
アルバム『道なき道』の中の「いくしかないだろ!2025」は、弾き語りスタイルの時から歌ってきた楽曲の新しいバージョンを収録しています。
2005年、25歳になる時にバンドを組み、今年で結成20年。節目の年に再録音したそうです。
河原崎「せっかくなら今のメンバーで録りたいと思って。音出したいなと考えてバンド組んでからは、20年があっという間に経ったなという感じですね」
1回1回を一生懸命やっていたら、いつの間にか時間が経っていたという感覚だそうです。
動物人間
小堀「アルバム『道なき道』、ジャケットがカッコいいですね」
河原崎「そうなんですよ。動物人間というかね」
革ジャンを着たバンドのメンバーのイラストですが、それぞれの頭はライオン、ゴリラ、オオカミなどの動物。河原崎さんはライオンです。
イラストを描いたのは、河原崎さん自身の番組でお付き合いが生まれた丸山ゴンザレスさんから紹介してもらったルポライター、イラストレーターの村田らむさん。
小堀「作品としてもカッコいいですね」
ジャケットに込めた思い
河原崎「楽曲というよりはジャケットだけで十分です(笑)」
小堀「いやいや、楽曲ですよ。それじゃ詐欺じゃないですか」
「情報があふれる中で、動物としての人間の勘を失って欲しくない」という願いがアルバムに込められているため、動物人間のジャケットになったそうです。
裏ジャケの写真ではネイティブアメリカンのウォーボンネットをつけた河原崎さんが写っています。
河原崎「生き物としての根源的なハートの部分を大事にしているネイティブアメリカンに、僕はとても尊敬の念があるもんですから、そういう思いをジャケット写真に納めさせていただきました」
敢えてCDにするワケ
昨今音楽CDは、ライブ会場に来た際のお土産的な商品になってしまっているそうです。
そこで配信中心の世の中に、あえてCDを出した意味を語りました。
河原崎「僕らって形に残すことの幸せがあると思っているんです」
形に残すためには時間もお金もかかる上、大勢の人のスケジュール調整なども大変。
河原崎「そういっためんどくささに面白さがあり、それができる幸せを感じながら作品が作れたんです。皆さんが手にした時に、その重みみたいなものを感じてもらいたいんですよね」
小堀「音楽は人が作って人に渡している物ですから、本当にぬくもりを感じます」
CDは河原崎さんのライブ会場と、河原崎さんのホームページのから通信販売で購入できます。
さらにこの後は、河原崎さんが大学時代に住んでいた青森県にキリストの墓があるという話題から、小堀の故郷・北海道の都市伝説の話などで盛り上がりました。
(尾関)
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