今ではなかなか見かけない「こどもの夏休みの風景」とは?

お盆に入って大人もこどもも夏休みに入ったという時期になりましたが、この時期特有の思い出というのは誰しも持っているのではないでしょうか。8月12日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、夏休みのつボイノリオに代わってパーソナリティを担当したシンガーソングライターの河原崎辰也が、自身の夏休みの思い出を語りました。聞き手は小高直子アナウンサーです。
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夏休みの光景について、おたよりが届きました。
「今年も暑さはますます凶暴になってきております。小学校では暑すぎてプールの時間がなくなったという話も聞きました。
昔は水温が25度になるか気を揉んだとか(25度未満だとプールの授業が中止になるため)。
唇を紫色にして入っていたなんて、今の若い人たちには想像もできないかもしれません。
そういえば、宿題は朝の涼しいうちにと先生に聞かされましたが、今は暑くて大変です。
そんなこんなで、河原崎さんの小さい頃の夏の思い出をぜひお聞きしたいです。爽やかなお話をお願いします」(Aさん)
昔と今の夏で大きく変わったのはやはり気温で、今や35度超えも当たり前の状況となっていますね。
夏といえばセミ捕り
河原崎が今のこどもの夏休みの過ごし方と大きく異なっているのは、生きた虫を触る経験が少なくなったということ。
河原崎が小さい時は虫かごと虫取り網を持って行って、親が心配になる程遅い時間まで公園でセミを捕っていたと語ります。
今だと外に出っぱなしですと途中で水分補給を気にしないといけないですが、当時はそこまで気温が高すぎなかったのか、気にならないほど夢中だったのか、あるいは公園の水飲み場で飲んでいたのかもしれません。
河原崎は小学4年から真剣に野球を始めたため、それまで夏休みは何をしていたのかを考えると、セミ捕りだったようです。
虫が取り放題!しかし今は…
セミ捕りは得意だったという河原崎。虫カゴに30匹、アブラゼミやクマゼミがびっしり入り、レアキャラだったツクツクボウシを捕った時は最高の気分だったそうです。
そして、セミを捕るだけではなく、帰ってから家の中にセミを放つことが楽しみだったとのこと。
ただし自分の部屋はなかったので、家族のいる部屋に放ったとか。しばらく経つと落ち着いて鳴き出すため、かなりのうるささで母親から怒られたこともあったそうです。
また、静岡にある父親の実家に行った際は、日頃見ることができないクワガタやカブトムシを取るチャンス。
祖父が木を揺らすと落ちてきてゲットできるのは、かけがえのない思い出でした。
河原崎は小学生の父親になった今、こどもに経験させたいと思うようになりましたが、残念ながら今は場所がないうえに、暑すぎて虫捕りも難しい状況。
クワガタやカブトムシを見たり飼ったりしようと思ったら、ホームセンターなどに行くしかない状況となってしまいました。
よく上の世代の人が「今のこどもは外で遊ばず、ゲームばっかりして良くない」などと言うかもしれませんが、昔とは暑さも環境も異なるということは、あらためて肝に銘じておいた方が良いかもしれません。
(岡本)
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