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エロティシズムに目覚めた曲は「小指の想い出」

エロティシズムに目覚めた曲は「小指の想い出」

5月5日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「こども」がテーマのリクエスト曲を募集しました。が、11時台になると、こどもに聞かせられない曲の特集となりました。つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーの投稿を紹介します。

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「小指の想い出」

まずオンエアされたのは伊東ゆかりさんの「小指の想い出」。この曲にまつわるメッセージは次の通り。

「確か小学校1年生くらいだったと思うのですが、当時超ミニのスカートがはやっていて、私はこたつの上に乗って超ミニでパンツをちらちらさせながら、この曲をよく歌っていました。
意味はわかりませんでしたが、大人たちが喜ぶので調子に乗って何度も歌っていました」(Aさん)

つボイ「大人の歌だから、こんな小さな子が何をわかって歌ってるのかな、というギャップが面白い」

おじいちゃんの思い出

別のリスナーもこの曲の思い出を寄せています。

「2、3歳の頃、私はたまに会うおじいちゃんが大好きで、おじいちゃんの鼻歌がきっかけで覚えたのが伊東ゆかりさんの『小指の想い出』です。

意味もわからず歌っていました。私の歌を聞いてビールで酔っぱらった赤ら顔のおじいちゃんは上機嫌だったはずですが、母や親せきのおばさんはいい気分ではなかったでしょう。
いま思えば、2、3歳の女の子が歌う歌ではないでしょうね」(Bさん)

「大好きなおじいちゃんのリクエストに応えて、ダンボボール箱や2、3枚重ねた座布団の上に立って歌っていた」(Cさん)

こどもが歌うのを親世代は眉をしかめますが、もうひとつ上の世代のおじいちゃんは喜んだようです。

この曲にこんな感慨を抱いていた人も。

「私が幼稚園から小学校に上がった頃に大ヒットした『小指の想い出』。こどもと言えども、なんだかエッチだな、とエロさを感じる瞬間がありました」(Dさん)

つボイ「こども心に、何もわからないけど、なんかエッチやな。エッチって何と聞いてもわからないけど、なんとなくエッチ。本能であるんだろうな、こども心に」

小指を噛む仕草に

こどもは想像力がたくましいものです。

「『小指の想い出』は私が初めてエロさを感じた曲でした。それまでにもザ・ピーナッツの『恋のバカンス』や園まりの『逢いたくて逢いたくて』に、『口づけ』という言葉が出てきましたが、それには反応しませんでした。口づけにはリアリティがなかったです。

でも小指を噛むのはリアリティがあって、こどもながらに薄々夜のカップルってなんだかエッチだなと思っていましたが、この曲で確信へと変わりました。

大人は指を噛むにも口を使って、どうやら若いカップルは喜びあってるぞ。唇から小指にいたる経過もきっと口を使ってるぞと思うようになって、小指の想い出がエロ人間への呼び水となっていったのです。

痛みが残るほど強く女性を噛む男の心理とは…、相手に自分の痕跡を残したいという支配的な独占欲の表われのような。作詞は有馬三恵子、作曲は鈴木淳で、二人は当時夫婦、後に離婚しました。夫婦で何をしとるんだ」(Eさん)

つボイ「噛んでからこの曲を作ったのか、曲を作ってからちょっと噛ましてくれと言ったのか、順番が非常に気になります」

番組では「小指の想い出」の次の曲はピンキーとキラーズの「恋の季節」、ヒロシ&キーボーの「三年目の浮気」と、こどもの日の曲特集にもかかわらず、おとなっぽいなつかしの曲メドレーとなってしまいました。
(みず)
 

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