CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

「ミスしろミスしろ!」外野手が味方のミスを願う複雑な気持ちとは?

「ミスしろミスしろ!」外野手が味方のミスを願う複雑な気持ちとは?

人気野球チューチューバー、トクサンこと徳田正憲さんとライパチこと大塚卓さんが、5月3日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。パーソナリティの若狭敬一アナウンサーとともに、草野球での経験について語りました。草野球で決まると気持ちいいプレーをライパチさんが披露します。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

これが決まると気持ちいい

ライパチ「普段私は試合だと外野を守るんですけども、カバーリングが決まった瞬間ですね」

若狭「いいの来たな!(笑)」

ライパチさんのポジションはライト。例えばランナーなしのショートゴロの時、一塁へ悪送球に備えてライトがカバーに入ります。

ライパチさんは、ショートゴロなどの一塁の裏に回るカバーリングで、一塁手が逸らしたりショートが悪送球した時にカバーできた時が快感だそうです。

ライパチ「ライトがバチッと止めましたよって言う時は気持ちいいですね。ミスしろミスしろと思いながらカバーに入ってます」

トクサン「最低(笑)」

ライパチ「だって基本的にミスしないと行く意味ないんだもん」

無駄な動きが多い

例えばサードゴロで一塁手が送球を補球し損ねて、バッターランナーが二塁へ走塁。カバーしていたライパチさんが二塁へ送球してバッターランナーがアウト。

このようなカバーリングしてからもう1プレーということはあるのでしょうか?

ライパチ「あるんですけど、成功した記憶がないですね」

ひとつプレーが加わると、難しいことになるんだそうです。

ライパチ「そこで悪送球して、逆に二塁進塁させちゃったりしたら何してんねん、になる。まずはしっかり止めること」

カバーリングで完結がライパチさんの理想だそうです。

内野手の送球や一塁手の捕球エラーがなくても、カバーリングに入らなければいけないのがライトのポジション。

ライパチ「常に無駄な動きをしなきゃいけないんですよ。だから、本当に捕球エラーの率を上げて欲しいと思いますね。こっちは一生懸命やってんだから」

味方の失敗はないに越したことはありませんが、ないならないで手持ち無沙汰な複雑な心境を吐露するライパチさん。

こんな時はどうする?

ダブルプレーを狙う時の、ライトのカバーリングに興味が湧いた若狭。

若狭「これ、どうすんだ?」

例えばワンナウト、ランナー一塁の場面。サードゴロで5・4・3にいこうとする時、ライトはどう動くのでしょう?

ライパチ「サード(5)から二塁(4)への送球のカバーにまず入りますね」

5・4が上手くいったら、すぐに4・3(一塁)のカバーに入るんだそうです。

若狭「うわあ大変!」

ライパチ「すっげー動いてるんですよ」

一人イレギュラー

若狭「普通に5・4・3のダブルプレーが決まっても、ライトの注目率ゼロ。しんどい思いだけ」

こんな時、内野は内野でゲッツーが決まって喜び、ピッチャーもそっちに感謝するシーンは見られますが…。

ライパチ「ライトはただただダッシュして、ハアハア言いながらあ~ってなってる」

若狭「みんな、ライトを褒めよう(笑)」

ライパチ「ホントですよ(笑)」

トクサンとライパチさんの所属する草野球チームは、「ナイスカバー!」という掛け声が出るんだそうです。それが気持ちいい瞬間なんだとか。

ライパチ「トクサンもホントにエラーしてくれるんで」

トクサン「ふざけんなよお前(笑)」

ほぼ来ないなと思いながらカバーに入るライパチさんですが、たまにサードのトクサンから悪送球が来るとびっくりするそうです。

ライパチ「おお、来た来た、みたいな。ほんとにやんのかよ、みたいな。ボール来る前に一人イレギュラーしてるんだよね」

細川選手の声をかけよう

若狭「これ、野球の見方変わりましたよ。ドラゴンズファンはライトの細川選手を見続けましょう」

5・4・3のダブルプレーが決まって、内野陣が盛り上がっている時、一塁側のスタンドにいるファンは「細川さん、ナイスカバーでした」と声をかけることを勧める若狭。

ライパチ「すごく嬉しいと思う。それは沁みる」

トクサン「すごいファンサ―ビスすると思いますよ」

若狭「この人、わかってるなって思うでしょうね。非常に有意義な回でした」

ライパチ「そうですか?(笑)」

バンテリンドームで一塁側の席に座った時には、細川選手のカバーリングに注目です。
 (尾関)

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP