富士山の高さが変わった!ランキングは日本一のまま?

『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)で放送されているコーナー、「トーマスの箱」の冒頭では毎回、取り上げる話題にちなんだ曲が流れています。3月11日の放送で流れたのは、文部省唱歌の「富士山(ふじの山)」。この歌が選曲された理由は、なんと国土地理院が富士山の高さが変わったと発表したから。なぜ高さが変わってしまったのでしょうか?つボイノリオと小高直子アナウンサーがこの話題を紹介しました。
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「つボイさん、大変ですよ!あの名峰・富士山の標高が5cm伸びたそうです。
5cmぐらいなら石を1個運べば変わると思いますが、大昔、大相撲の力士でも頭にシリコンを入れて新弟子検査に合格した人もいました。
私も昔は172cmありましたが、今は縮んで169cmしかありません。次は靴下の中に板でも入れとこうかなと思います」(Aさん)
力士の新弟子検査は規定の身長に足りないと不合格になってしまうため、かつて舞の海氏が頭にシリコンを入れて身長を伸ばすという苦肉の策を講じたという話は、もう40代後半以降の方しかご存知ないかもしれません。
ちなみに現在の新弟子検査では、身長の規定が173cm以上から167cm以上に緩和されたうえに、身長が足りなくても運動能力テストで合格すれば良いため、事実上、身長による基準は撤廃されています。
なぜ標高が変わる?
本題に戻り富士山の話です。
富士山が5cm高くなったのは、別に石が増えたわけでもなく、何か地形が変わったというわけでもなく、来月からはGPSのデータを利用して山の標高を測り直すことになったためだとか。
標高を正確に測り直したところ、富士山の場合はこれまでの測量結果よりも5cm高いということがわかったわけです。
今までは3,775.51mでしたが、測り直した結果、3,775.56mということがわかりました。
四捨五入すると3,776mのまま変更はなしということで、覚え直す必要はないようです。
他の山の標高は変わった?
ただ、他の山では数cmの変動により、四捨五入で1mずれることがあるかもしれません。
番組が放送されている東海エリアの山では、今まで標高2,898mだった岐阜県の笠ヶ岳は2,897mと低くなっています。
しかし、富士山の場合は測り直してもトップの座は維持。
2位は白山の標高2,702mで、トップが入れ替わるほどの違いはなく、『ふじの山』は引き続き歌えそうです。
ここまで富士山の標高に関する放送内容を紹介してきましたが、せっかくなのでこの記事の文字数で3,776字をめざしたものの、遠く及びませんでした…。
(岡本)
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