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おにぎりが涙目に。ファミマが導入した値下げシールの意味

おにぎりが涙目に。ファミマが導入した値下げシールの意味

コンビニ大手のファミリーマートは、食品廃棄の削減を目指して新たな取り組みを始めました。消費期限が迫ったおにぎりや弁当などに涙目のイラストシールを貼って、早期の購入を促すというものです。3月11日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、このニュースに触れて値下げシールについての話題で盛り上がりました。「値下げシールはよく見て買うべき」と主張するつボイノリオが、小高直子アナウンサーと西村俊仁アナウンサーに自身の経験を語ります。

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視覚で訴える

フードロス削減に向けた取り組みはあらゆる企業で行われています。
例えば消費期限の迫った食品に「〇円引き」や「〇%オフ」といった値下げシールが貼られているのはよく目にする光景です。

西村「そこへさらにおにぎりが涙を流しているというイラストが乗っかることによって、よりエモーショナルな部分に訴えかけるという狙いですね」

小高「きゅるるんってなるんだ。『買ってくれないと私どうなっちゃうの?』という感じで」

新しく導入されるのは、値下げ価格の横に涙目になったおにぎりが描かれたシール。さらには「たすけてください」の文字も。可愛いイラストは女性や若年層にも受けそうです。

つボイ「それで肝心なのは、いくら値下げになるのかということですよ」

残念ながら涙目シールだからといって値下げ率が高かったりするわけではないようです。しかし数字だけの値下げシールよりもインパクトがあるので、購入者の目を引きやすいのは間違いなさそうです。

表記はよく見て

小高「少し前まではコンビニの商品って一切値下げをしなかったんですけど、ここ最近はフードロスの観点から、廃棄の前に割引して売るようになりましたよね」

コンビニは店舗数も多く気軽に買い物できるところが魅力ですが、一方でスーパーなどと比べると若干値段が高めに設定されていました。
つボイは近所のコンビニで値下げシールが貼られる時間帯を把握しているのだとか。

つボイ「時間に合わせて行くとね、同じような奴がおるんですよ。それで奪うようにして買っていくんですけど、落ち着いて買わないといけません」

狙っていた値下げ品を取られてなるものか、と慌ててレジへ駆け込んだというつボイ。

つボイ「私は半額の商品を買うのが好きなんですが、この前半額だと思って買ってきた商品を家に帰ってよく見てみたら『50円引き』で」

「50%オフ」と「50円引き」を見間違えて買ってしまった、と悔しそうに振り返ります。

地球のために

小高「私たちの周りには割引シールを見たら飛びつくタイプが多いんですが、『割引シールが貼られた商品を買うことが恥ずかしい』とか『ちょっと人の目が気になる』という人たちもやっぱり一定数いて。
そこに訴えかけて『あなたは良いことをしているんですよ』と感じてもらおうという作戦ですね」

安く買えることはもちろんですが、それ以前に食品廃棄を少なくすることにも大きな意味があります。ファミリーマートはこのシールの導入で、年間およそ3,000トンの食品ロス削減につながると試算しているようです。

小高「『てまえどり』とか、消費者としての行動からエコを考えるっていうやり方、いろいろありますからね。対応していけるといいですよね」

食品の価格が高騰し続けるこのご時世、安く買えて廃棄も少なく済むのであれば、節約の観点からもエコの観点からもこんなに良いことはありません。

西村「その先駆けとして、まずは岐阜県と愛知県、三重県の全店舗と静岡県の一部の店舗で今日から始まります。そして4月から順次、全国に展開される予定です」

つボイ「50円引きと半額とで涙の大きさ変えて欲しいですよ。間違えるんですから私」

涙目になったおにぎりの可愛いシールが貼られた商品を見かけたら、ぜひ買ってみてください。
(吉村)
 

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