強化試合出場した侍ジャパン・橋本侑樹投手。吉見コーチの評価は?

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、野球中継を担当する光山雄一朗アナウンサーが、中日ドラゴンズの情報を独自の取材を基に紹介します。3月5日と6日、侍ジャパンの強化試合が行なわれ、オランダ相手に5対0、9対0と勝利しました。同月10日の放送では、そんな侍ジャパンに選出された中日ドラゴンズ・橋本侑樹投手について、投手コーチ・吉見一起さんに取材した内容を紹介しました。
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侍ジャパンは昨年の秋に「WBSCプレミア12」の決勝戦で台湾に敗れ、準優勝という結果に終わりました。
そこで見つかった侍ジャパンの強化すべきポイントを井端弘和監督は2つ挙げています。
それが「左の中継ぎピッチャー」と「一発のある長打力」。
その4人の左の中継ぎピッチャーの中に中日ドラゴンズ・橋本侑樹投手も選ばれました。
「この選手の選出は今回の首脳陣ならではだった」と光山。
というのも、これまで投手コーチは吉見コーチひとりでしたが、今回から能見篤史コーチも新任で加わり、ふたり体制になったのです。
ふたりになった影響を光山が吉見コーチに尋ねたところ「投手の選出、そして投手の起用法など相談できる存在がいるのはありがたい。感性も違うので、新しい考えも生まれました」と振り返りました。
橋本投手を選んだのは能見コーチ
新しい考え方は選手の選出にも影響が出ます。
橋本投手の選出を強く推したのが能見コーチだったようです。
能見コーチは橋本投手について「今後、岩瀬仁紀さんのようになれる存在」だと高評価をしており、「そうなるためには、あとは気持ちが大切」だと見ています。
そこでそのチャンスを、今回の強化試合で橋本投手に与えてほしいと志願したそうです。
橋本投手のスライダーは外国人選手相手に通用するのか?
そんな橋本投手の武器はスライダー。
「バッターの手元で鋭角に鋭く曲がってくる」と表現する人もいますが、吉見コーチは「バッターから見ると、加速してくるように上がってくる。右バッターとかはもう差し込まれるような切れ味の鋭さ」と評価します。
5日の強化試合での橋本投手は、1イニング13球投げ、被安打1の無失点というピッチング。
その13球のうち9球がスライダーです。
試合前、橋本投手も「とにかく今回の侍、投げる機会があったらスライダーをもうたくさん投げたい」と意気込んでいたとか。
試合を見た吉見コーチは「初めて見る橋本投手のスライダーって打ちづらいんだなっていうことを実感しました」と評価。
光山「選ばれた橋本投手が首脳陣にいいアピールができたのかなっていうのを、吉見さんの言葉からも感じました」
さらに「シーズン通してもアピールを続けていってほしいなと思いました」と、光山は期待を込めました。
(ランチョンマット先輩)
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