永野「普通にラッセンが好き」英訳は?大久保佳代子&トンツカタン森本が挑む!
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『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける番組です。3月1日の放送では、リスナーから寄せられた「永野さんの『ゴッホより普通にラッセンが好き』を英語でどう訳せばいいのか」という質問をきっかけに、日本語の「普通に」のニュアンスについて考察。英語が得意な森本さんが適切な訳を模索するも、言葉の微妙な違いに苦戦しました。
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「英語が得意な森本さんにどうしても教えていただきたいことがあってメールしました。永野さんの『ゴッホより普通にラッセンが好き』はどう英訳すれば、そのままのニュアンスで伝わりますか?」(Aさん)
Aさんによれば、永野さんが以前ラッセン本人の前でこのネタを披露した際、通訳が「普通に」を省略して訳したためニュアンスが伝わらず、喜ばれてしまったとのこと。永野さんがこのエピソードをあるラジオ番組で語っていたそうです。
この話を聞いて以来、Aさんは「普通に」という微妙な表現を英語でどう訳せば、永野さんの意図した通りに伝わるのか気になって仕方がないと言います。
「普通に」のニュアンス
この質問を聞いた大久保さんと森本さんは、まず「普通に好き」という日本語のニュアンスについて考え始めました。
大久保「日本人の受け取るニュアンスとしたら、ちょっとなんだろう…すごくポジよりはネガ入ってるよね。『ゴッホだったら、まあ普通にラッセンの方がそりゃ好きだよ』みたいなことだよね」
「普通に」が入らないことで、「ゴッホよりラッセンが好き」になり、「ラッセンのことがすごい好き」になってしまうということです。
英語の壁に挑む
大久保「『普通に好きだよ』ってなんかちょっと、小バカに、じゃないけど、『すごい好き』じゃないもんね」
森本「その通訳の方がおそらく言ったのが『I like Lassen than Gogh.』。一番キュッとした言い方ですけど、これは『普通に』のニュアンスがないので。どういうワードを入れるかってことになってくるんですけれども」
「普通は」という意味の「normally」だと、「基本的にはラッセンが好き」という意味で、永野さんの意図する「普通に」というニュアンスが違ってしまいます。
つまり、この場合は直訳ではなく「意訳」した方がいいというのが森本さんの意見です。
「当たり前に」好き
さらに森本さんは「普通に」には、「当たり前に(obviously)」というニュアンスもあると指摘します。
森本「明らかにゴッホよりラッセンが好きだ。『I obviously like Lassen than Gogh.』」
発音が良すぎて、聞き取れない大久保さんに怒られる森本さん。カタカナ英語では「オビアスリー」です。
森本「“当然”みたいな意味だったりするんですけど。“当たり前じゃん”みたいな意味の『普通に』っていうのもいいのかなって思いますし」
大久保「確かにその意味あるよね。『普通にラーメン好きだよ』って『当たり前に好きだよ』。確かに入るね、そのニュアンス」
結局ラッセンは喜ぶ?
森本「か、シンプルにという意味で『simply』とか。“当然”になってくるんですかね。ニュアンス、めちゃくちゃ難しいんですけど」
いろいろと考えてみた森本さんには、結論が見えたそうです。
森本「多分ですけど、ラッセン本人に言ったら喜びます。どれを入れても。『当然好きだよ!』みたいなことになると思うんですよね」
議論を進めるうちに、そもそも日本語の「普通に」に関する疑問も浮上します。
大久保「『普通に好き』っていうのが日本語でもおかしいもんね」
森本「おかしいですよね」
そもそも日本語が変?
大久保「『コアラのマーチ好き?』『うん、普通に好き』。よくわかんないもんな、日本語だとしても。苦しい難しい…」
「普通に好き」。大久保さんを苦しめる、悩ましいフレーズです。
大久保「好きでも嫌いでもない時に『普通』は言うよね。おかしなこと言ってんだ、だから。『普通に好き』って。永野君が良くないか」
森本「そんなことないです」
速攻で否定する森本さん。
森本「これで売れてる、これで日本中が沸いてるんで1回」
「普通に」の勝利
大久保「この『普通に』がなかったら永野くんは売れてないもんね。よく見つけたよね。ここに『普通に』を入れたっていう勝利だね」
森本「勝利ですね」
大久保「じゃあそれはもう英語だと難しいということで」
森本「ニュアンスが海外の人に伝わるかは難しい」
大久保「ここでお開きということで」
結局、明確な結論は出ませんでしたが、「普通に」というニュアンスが永野さんのネタの肝であることははっきりしました。
(minto)
番組紹介
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