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ファンも異議なし?中日OB・牛島和彦から松木平優太投手へのエール

ファンも異議なし?中日OB・牛島和彦から松木平優太投手へのエール

2月25日、中日ドラゴンズOBで野球解説者の牛島和彦さんがCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、今季ドラゴンズの投手陣について語りました。いま注目の三浦瑞樹投手や松木平優太投手についての見解についても述べています。聞き手は加藤里奈と三浦優奈です。

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この時期やるべきこと

25日、ドラゴンズの沖縄キャンプが終了しました。
2月11日から練習試合があり、22日から24日まで千葉ロッテ、阪神、広島を相手にオープン戦を戦いました。ここまでの成果についての牛島さんはどう見る?

牛島「結果を気にするなら負けが多いな」

練習試合やオープン戦は、試している段階なので、結果は気にしなくていいとも言いますが、問題はその負け方。その試合をどう公式戦に繋げていくか?だそうです。

例えば、カウントがワン・アンド・ツー。ツー・アンド・ツーにできず、ワン・アンド・スリーにしてしまって打たれた場合。

不利なカウントの時に、どうカウントを整えるか?この場面を乗り切るのは技術なのか?気持ちで攻めていくのか?問題をトータルで考えることが大切だそうです。

牛島「それを負けてもいいから、勇気を持って試して欲しいと思います。勝ったとしても、何も残らなかったら、この時期の意味ないでしょ」

投球は心理戦?

牛島「このバッター、初球あまり振ってこないっていうイメージがあったら、ど真ん中に放る勇気を持ってもいいんじゃないですかね。そういうのができるのがこの時期ですから」

足の速いランナーが出た時などを想定して、試せるのがこの時期。さらに牛島さんはバッターの心理について語りました。

牛島「自分がバッターボックスに入って何を考えるか?」

ボール球を振ってしまうと「次ボール球を振ってはダメだ」と考えるのが普通。で、警戒してストライクを見逃すこともあるんだとか。

牛島「結局そこの行ったり来たりです。相手の気持ちをどう考えて攻めていくかで違ってきますからね」

スライダーが武器

2月15日の試合は育成の左腕、三浦瑞樹投手が先発。3回3安打2失点。2回にツーランホームランを打たれましたが1回と3回は無失点。三浦投手、好調という評判もあるようです。

牛島「あまり上背はないけど、右バッターの膝元や胸元に攻めれるし、右バッターの膝元からのスライダーでボール球を振らすことができて、まとまってると思います」

左投げのピッチャーは、対左は抑えて当たり前と見られるそうです。対右でどれくらい抑えられるかがポイントだとか。

三浦投手の場合は、スライダーで仕留めるまでに、カウントをどう整えるか?だそうです。

牛島「コントロールは悪くないんですけど、ちょっと力が入ってボールが先行した時に苦しみますから、それがなくなってくればいいと思います」

良かったところは続ける

昨年、一軍初登板した松木平優太投手については。

牛島「去年良かったことをずっと継続していけば、結果が出てくると思うんですよ」

今は昨年に比べて下半身が使えるようになっていて、体重移動もできるようになってきているそうです。

牛島「そのまま続けて、もっとバッター寄りでボールを離すことができて、真っ直ぐで差し込むことができたら、落ちる球が有効に使えますからね」

キャンプでは落合英二二軍監督と、フォームの微調整をしている光景を見た加藤。
松木平投手がレベルアップするために必要なこととは何か、牛島さんが具体的に語っていきました。

常に二桁を目指せ

牛島「変化球は変化してるから打ち取れるんじゃないっていうことが理解できてきたら、二桁勝利が見えてくると思います」

ピッチャーは、投げる時にボールを放すところと打者が打つところの距離を長くしたり短くしたり、うまく細工することでアウトを取るそうです。

距離間を細工するために重要なのが体重移動とタメなんだとか。

ピッチャーだった牛島さんだったからこその感覚的なアドバイス。「言ってること、ちょっと難しいですよね」と付け加えました。

最後に松木平投手にエール。

牛島「頑張って二桁続けて、お金いっぱい貰って、家建てて、おばあちゃんと一緒に暮らす。それをはよ達成するために頑張って欲しいと思いますね」

これからのドラゴンズ、負けを少なく調子を上げていけるのか?三浦投手と松木平投手にも注目です。 
(尾関)
 

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