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試験開始5分で「I love you!」CBC松本道弥アナの慶應受験珍エピソード

試験開始5分で「I love you!」CBC松本道弥アナの慶應受験珍エピソード

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。2月21日の放送で松本道弥アナウンサーが語った慶應受験のエピソードは、まさかの"試験開始5分で恋に落ちた"という波乱の展開でした。試験会場で漂う謎の香り、集中できない自分、そして憧れの大学への執着。果たして松本は、この予想外の誘惑を振り切って合格できたのでしょうか。

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慶應への熱い想い

松本の人生において、特に思い出深いのが大学入試。高校時代の松本は、慶應義塾大学への強い思いを抱いていました。

「とにかく慶應に入りたい。慶應に入りたい。慶應に入りたい。早稲田じゃなくて慶應」

その執着は並々ならぬもので、文学部、経済学部、法学部、総合政策学部、環境情報学部と、慶應だけで5つの学部を受験しました。

忘れられないのは、最初に受けた文学部の入試です。受験会場となる日吉キャンパスは、東急東横線日吉駅から信号を渡ってすぐの場所にある、美しいイチョウ並木が見られるキャンパスでした。

試験前のルーティン

ここで松本は、佐藤に試験前のルーティンについて尋ねます。
佐藤のルーティンは、試験前日に使用した参考書を積み上げて「こんだけやってきたんだ」と自分を励ますこと。さらに、当日は決まったパンツを履き、中学時代の恩師からもらった鉛筆を試験前に握ることだったといいます。

松本の試験直前のルーティンは、「着席してお茶を1杯飲む」ことと、「直前に絶対に勉強しない」こと。

周りの受験生が「やばいやばい!」と言いながら猛スピードで参考書をめくる中、当時ハマっていたパズドラをプレイし、「余裕を見せつけていた」と振り返ります。
ただし、本心では「心臓がバクバクで張り裂けそうだった」と告白しました。

チョコレートの甘い香り

時間になり、試験監督が教室のドアをガラガラと開けて入室。試験全般に関する説明の後、問題用紙と解答用紙が配られ、1科目目の英語の試験が始まりました。

辞書の持ち込みが可能だった文学部の試験で、松本が英和辞典を開いて解き始めたその時、ふと甘い香りが漂ってきたといいます。

いったん手を止めて、「え?なんかいい香りする」と思った松本。それは、甘い甘いチョコレートの香りでした。

「この香りの正体は一体何?」と気になって仕方がなく、最初の5分ほどは全く問題が解けなかったそうです。

まさかのI love you

この時、試験官を担当していたのは大学院生。その大学院生が見回りで松本の横を通るたびに、いい香りがすることがわかりました。その人は、ロングヘアの華奢な感じの女性試験官でした。

「あっ、この人からいい匂いしてるんだー」

もはや試験に集中することが一切できません。男子校で中高6年間過ごしてきた松本は、そのいい香りがするお姉さんを、好きになってしまいました。

「試験開始5分でI love you」

大事な試験の最中に、松本は人生最速で恋に落ちたのです。

しかし松本は「そこで終わるのはただの男子高生」と奮起します。
「入学してなんとしてもそのお姉さんに会いたい!」という思いで全力で試験に集中し、見事に合格を勝ち取りました。

忘れられない香り

そして、無事に慶応義塾大学に入学した松本。
「香りを追い求めてキャンパス内をくんくん」していたものの、4年間一度もその女性に会うことはできませんでした。

しかし、今でも年に1、2回、その香水の香りに出会うことがあるそうです。
「ほろ苦い恋の思い出と、大学入試を思い出します」と語る松本。

「数分で恋しましたから」という言葉に、佐藤が「感情ぐちゃぐちゃ!パズドラやって、『よし気持ち集中しよう』。『あれ、なんか甘い匂いする。あっ好き』って。この10分ぐらいに激動っすね」とツッコミを入れます。

「すべての感情が1日に詰め込まれました。私の人生はあの日1日で語れます」

甘い香りに包まれた、松本の忘れられない受験の思い出でした。
(minto)
 

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