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強いチームからわかる。チームカラーと監督の役割

強いチームからわかる。チームカラーと監督の役割

野球ユーチューバーのトクサンが、7月19日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。今回話題となったのは「プロ野球の監督論」。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。

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監督ってなんだ?

中日ドラゴンズの井上監督は一年目。ドラゴンズの監督はこのところ3年ぐらいのスパンで変わっていますが、なかなかうまくいっていない印象があります。
過去には落合監督とか星野監督のように、全権を与えて成功した歴史もあります。

その一方で、中長期的なビジョンの下、強さを維持するチームもあります。どんな違いがあるのでしょう?

トクサンの考えるプロ野球の監督論を尋ねる若狭。

トクサン「究極、困った時に何か手助けするぐらいの立ち位置で良いと思うんです」

俯瞰で見る存在

トクサン曰く、過去のドラゴンズで言えば、星野仙一さんは情熱を全面に出して選手を鼓舞するタイプ。落合博満さんは選手に自主性と高いレベルの責任感を持たせるため練習をさせた監督です。

トクサン「あとはその時に選手がものすごく呼応したんじゃないですかね。レギュラーは固まってましたもんね」

立浪前監督時代には、全権を持ち、手取り足取りのマンツーマンで指導したイメージがありますが、トクサンが考える監督像は「常に俯瞰でチームを見ている存在」。

「コーチ陣が適材適所で仕事をして、チームの方向性がズレたら、軌道修正するのが監督」と続けます。

チームカラー

若狭「選手との距離感はちょっと遠い存在ぐらいのもので、困った時に方向性を示してくれるぐらいでいいんじゃないか」

トクサン「と思っています」

レギュラー陣がなかなか固定されてこなかったドラゴンズ。
特にこの10年は、監督が変わると、チームカラーもあっさりと変わった印象があります。

トクサン「不動のレギュラーが並んでいたとするならば、監督が変わってもそれで行くと思うんですよ」

若狭「10年間、ドラゴンズのチームカラーは、監督のカラーだったわけだ」

強いチームとは?

もちろんチームカラーは監督だけではなく、選手でも決まります。
例えば2023年にリーグ優勝、2024年はリーグ2位だった阪神タイガース。今シーズンは岡田監督から藤川監督に変わりました。

岡田タイガースと藤川タイガースで多少の変化はありますが、打者では佐藤輝明選手、大山選手、近本選手、中野選手、森下選手。
投げては、村上投手が投げて森下がいて、岩崎が締めくくる形は変わりません。
現在タイガースはダントツで首位です。

トクサン「主軸は変わらずに、藤川監督のエッセンスがちょっと入ってくる。強さをキープしているチームってそんな感じがしますよね」

以前のジャイアンツでも、監督が変わっても主軸の選手はあまり変わっていなかったそうです。

若狭「野球をやるのは選手だから、選手のレベルアップが大事だということですねえ」

チームカラーは選手で決まる。その軌道修正をするのが俯瞰で見ている監督と語るトクサンでした。
(尾関)
 

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