『北野誠のズバリ』（ＣＢＣラジオ）の人気コーナー「大人電話相談室」。恋愛や仕事、人生など大人ならではの悩みに対し、パーソナリティの北野誠が回答しています。2月13日の放送では「痩せたいけど、どうしたらいいのか？」という多くの女性が持つ悩みに対して、加藤由香アナウンサーとともに回答しました。

半年で15キロ増

相談者のAさんはガールズバーで半年働いていたら15キロ太ってしまい、仕事をやめた現在も当時の習慣が抜けきれず食べてしまうとのこと。

さらに、最近知り合っていい感じになった男性から振られてしまったというAさん、食欲を抑えるにはどうしたらいいのか？との相談です。

ちなみにAさんの身長は153センチで、太る前の体重は53キロほど。ところが現在は68kgで「調子が良ければ70kgぐらい行く」とのこと。
北野はすかさず「それは調子良いって言わへんねん」と突っ込みます。

ガールズバーで働いていた頃は仕事柄酒を飲み、夕方は仕事明けにコンビニで購入したカロリーの高い麺類を食べていました。
さらに帰り道に食べていたおにぎりの具はツナマヨや明太マヨと、カロリーをしっかり摂取する食生活となってしまったそうです。

空き時間が多い仕事でついつい

当時Aさんの自宅に体重計はなく、体重の増加には気づいていなかったそうです。
ある日銭湯で体重計に乗ると、「70」という数字が表示され、太ったことを認めざるを得なかったといいます。

もともとゆったり目の服を好んで選んでいたこともアダとなり、服が着られなくなって体形の変化に気づくこともなかったようです。

ガールズバーを辞めた後はラブホテルの受付をしているAさん、現在も基本的には暇な状態。

北野が「ちょうど食べなくてええやん」と言いましたが、Aさんは「暇だと食べちゃわないですか？」と尋ねます。間食が抑えられなくなってしまった様子。
相変わらず出勤前にコンビニで買いだめしてしまい、基本は1日4食摂ってしまうこともあるそうです。

自力では痩せられない

ここまでの話を聞いた北野は「もうこれ、抑えんの無理やろ」と、コーナーが即終了してしまうような回答。

しかし実はAさん、痩せるために先月末からキックボクシングに週2、3回通い始めたそうです。
これに対し北野は「痩せるためには食べないことしかないねん。運動では意外とカロリーは消費しない」とアドバイスし、さらにこう続けます。

北野「極端なダイエットをしてもリバウンドするから、ちょっとずつ痩せていかなあかんのよ。
だから極端に何もかも食べない！って言うて痩せるダイエットは、体重は落ちんねんけどすごいあっという間にリバウンドするから。

運動しつつ痩せていうのは偉いねんけど、キックボクシングやった後、飯うまいと思うよ」

Aさんは「キックボクシングをやった後は『強くなりたい』っていう気持ちで、水しか飲まないんですよ」と反論します。
ただ運動は労力をかけるわりにはカロリーの消費量が少なく、それなら最初からカロリーの摂取を減ら方が確実なようです。

どうやら食事を自力で減らすのが難しそうなAさんに、病院の肥満外来を勧める北野。
肥満の状況にもよりますが、きちんと医師の指導に基づいて処方された薬により痩せることはあるそうです。

「お腹いっぱいにならないと食事が終わらない」というAさんでしたが、北野の話を聞いて最後は「（病院へ）行きます」と力強く答えました。
（岡本）