焼き物とウナギの街、楽しさがいっぱいの岐阜・多治見をぶらぶら
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2月11日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、「多治見ぶらり美濃焼の旅」と題し、岐阜県多治見市を特集。美濃焼の産地として有名で、かつては国内観測史上最高となる40.9度の気温を記録した多治見。パーソナリティのつボイノリオと古川美術館学芸員の林奈美恵さんが実際に多治見市に行き、さまざまなものを見聞きし、体験してきました。ここでは、多治見本町オリベストリートに行ってきた模様を取り上げます。聞き手は小高直子アナウンサーです。
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「オリベストリート」という名前は美濃焼のひとつである「織部」から名付けられたもので、長さは約400mほど。
窯元が販売しているお店や飲食店などが軒を連ね、建物も昔ながらの古いものはもちろん、街並みに合わせたような新しい施設もできています。
つボイと林さんはここで焼き物を買ったと思いきや、うなぎ料理を堪能。
つボイは「焼き物の街でしょう?やっぱりウナギも焼き物ですから」と、食事をした理由を語りましたが、実際に多治見市の公式マスコットキャラクターは、「うながっぱ」というウナギとカッパをモチーフにしたものです。
多治見でウナギを堪能
実際にうなぎの名店も多く、今回ふたりが訪れたのは特に歴史のあるお店「澤千」。
1901年(明治34年)から続く老舗ですが、店舗は新しくおしゃれな建物。
ここで食べたのは、林さんは鰻丼でつボイはひつまぶし。
「なぜ一緒に行って食べられなかったのか」と不満をこぼす小高。
実はロケの時に足を骨折をして同行できなかったのです。
小高によれば、多治見がうなぎで有名なのは、一説によると陶芸家たちが暑くて大変なので、精のつくものを食べていたことからという話があるそうです。
林「(同じく焼き物で有名な愛知県)瀬戸市の方だと、器を焼いている時、窯で五目飯を一緒に焼くんですって。瀬戸の五目飯は『焼物飯』って言われていて、ウナギもひょっとして昔は(笑)」
つボイ「土かウナギかわからずに焼いてたら、『これおいしいわ』ってなったかもわからん」
日本一の暑さを奪還する秘策!?
冒頭で多治見は日本で最高気温を記録したことがあると話題にしましたが、つボイはなぜ最高気温に到達したかを解説。
つボイ「鰻屋さんが炭でバーッとあぶる、窯元が窯を焚いて器を作る。その暑さがバーッとなって日本一になったんや」
ほとんど妄想ですが、「あながち間違いでもない」と語り出す林さん。
林「初めて1位になった時に幸兵衛窯に行って、『いやーなんか、悪いイメージの1位になりましたよね』って話したんですよ。
そしたら、『なんでも1位がいいんだ、良くも悪くも』とおっしゃられて。
その後、埼玉県熊谷市に1位を取られた時に幸兵衛先生が面白いことをおっしゃって。
『窯を一斉に同じ日に焚き始めれば、多治見の温度が上がるんじゃないか、1位が奪還できるんじゃないか?』」
気温が40度を超えるような日に窯を焚くのはやめましょう。
つボイはオリベストリートについて、「食べるも良し、ぶらぶらするのも良し、せっかく多治見に来たなら器のひとつも買おうかなというので(寄ってほしい)」と太鼓判。
また、林さんは実際に家用の器としてよく買っているお店として、井筒屋を勧めました。
(岡本)
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