中日ワースト脱却の足掛かりとなるか?バンテリンドームがテラス席を設置へ
愛知県名古屋市にある中日ドラゴンズの本拠地バンテリンドームナゴヤに、新しくテラス型の観客席が設置されることになりました。臨場感のある席で集客につなげるとともに、得点力不足の解消を狙っているようです。1月29日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、この話題に興味を持ったリスナーから投稿が寄せられました。試合にどんな影響をもたらすのか?設置のメリット、デメリットは?といった内容について、つボイノリオと小高直子アナウンサー、西村俊仁アナウンサーが取り上げます。
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ドラゴンズファンから投稿が届きました。
「バンテリンドームに2026年からテラス席ができることになりました」(Aさん)
小高「どんな席?」
福岡ソフトバンクホークスのみずほPayPayドーム福岡や、千葉ロッテマリーンズのZOZOマリンスタジアムにも同様の席が設置されているといいます。
西村「外野のフェンス前部分に、少しせり出すような形で新たな席を作るんです。そしてそこに入るボールは全てホームラン扱いになります」
このテラス席、それぞれの球場によって呼び方も少しずつ異なるそうで、実際にバンテリンドームでどんな呼び名になるかはまだ未定とのこと。
さらにはどのくらいの大きさで、どういった形状なのかという詳細な部分もまだ決まっていないようなので、続報を楽しみに待ちたいところです。
プレー面でのメリット
つボイ「バンテリンってホームランが出にくいと言われてます」
西村「広い上にフェンスが高いんですよね」
バンテリンドームはその広さから12球団の本拠地の中でも特に本塁打が出にくい球場だと言われており、ドラゴンズの本塁打数は2019年から5年連続で12球団中ワーストです。
そういった得点力不足を改善するため、現場では以前からテラス席の設置を望む声が多く出ていたのだとか。
つボイ「もうちょっとそのあたりの広さとかフェンスの在り方とかも改善されるといいけど」
西村「どんな形になるかっていうのを想像するだけでも楽しいですよね。今シーズンの試合を『あそこが来シーズンからはホームランになるのか』と思いながら見るのもまた面白い」
つボイ「『再来年やったらホームランになったのに!』って悔しくなりそう(笑)」
実際にテラス席が設置される前から、ファンの間では観戦が盛り上がりそうな予感です。
割増料金ではある
つボイ「ただひとつ気になるのは、その席、料金って高いの?安いの?」
西村「普通の外野席に比べれば、やや高い設定にはなっていると思います」
料金についても各球場によって異なるそうなので実際に設置されてからしか分かりませんが、テラス席を導入している他の球場では通常席よりも高めとのこと。より臨場感を味わうことができる造りになっているようなので、その分迫力ある試合を楽しむことができそうです。
西村「テラスはどれぐらいの高さになるのか、見やすさはどうか、そういった部分も関わってきそうですね」
どんな風に試合を観戦できるようになるのでしょうか。期待が集まります。
球場が変われば野球も変わる
ただやはり何事も賛否あるものです。こんな意見も届きました。
「点が入りづらい球場も、それはそれでアドバンテージだと思います。ホームランが出やすくなるために作るのであれば反対です」(Bさん)
西村「点が入りやすいから面白いという見方もあれば、反対に点が入りにくいから面白いという見方もある。両側面があるので、メリットデメリットありますよね」
球場が今の形から新たな形状になることで、ドラゴンズの野球自体も変わってくるのではと予想する西村。さらにはそれによって相手の攻め方も変わってくることで、チーム全体が変わるきっかけになるのではと展望を語ります。
つボイ「相手ばっかりがそこに放り込んだりして(笑)」
西村「ないことはないと思います(笑)」
「いろいろ変えなきゃいけないですよね、メンバーだったり打ち方だったり」と、テラス席の設置がもたらす今後のドラゴンズの変化に期待を寄せる西村でした。
はたして、ドラゴンズの本塁打数ワースト脱却のきっかけのひとつになるのでしょうか。
(吉村)