寒くても入りたい大露天風呂。和歌山県「わたらせ温泉」

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。1月23日の放送で紹介したのは、和歌山県田辺市の「わたらせ温泉」。目玉は「寒くても入りたい露天風呂」だそうです。
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高田「田辺と言えば有名な白浜温泉を想像するんですが、平成の大合併で田辺市もずいぶん広がりまして、わたらせ温泉は白浜よりも熊野本宮大社のある内陸部にあります」
わたらせ温泉まではCBCのある名古屋市中心部から243キロ。
車なら3時間21分で到着。昔に比べると、熊野からの道路も整備されて、行きやすくなったそうです。
最終受付が9時半。名古屋から、仕事の後に行っても何とか間に合います。
公共交通機関だと名古屋からJR特急「南紀」で新宮駅下車。バスに乗り換えて約1時間、さらに最寄りバス停から徒歩30分ほど。名古屋駅からの所要時間はおよそ5時間半だそうです。
ありがたい表示
高田「ここは大露天風呂で有名な温泉なんですよ。ここはぜひとも露天に入っていただければと思います」
宿泊もできますが入浴のみもOK。ホテルとは別の棟に大露天風呂の建物があり、入場料は大人1,000円。JAFの会員証があると少し安くなるそうです。会員の方は忘れずに。
受付のそばの食堂は夜7時までの営業。
靴をロッカーに預けて脱衣場へ。ロッカーは100円が返却されるタイプ。荷物が多い人のためにやや大き目のロッカーもあり。こちらも100円が返ってきます。
脱衣場には温泉の成分表とともに、各浴槽のお湯の使い方が表示されていたそうです。温泉マニアにはありがたい表示です。それによると「夏は加水あり」だとか。
かけ流し循環
内風呂は洗い場の他に浴槽がひとつ。
10人ぐらいは入れる広めの浴槽で、温度は42~44度と熱め。このお湯が露天風呂とも繋がっているんだそうです。
ここは「かけ流し循環」という形式で、かけ流しと循環を併用して温度管理をしているとか。
高田「露天部部分から排水されてるんですよ。いわゆるオーバーフロー。そこを見に行きましたら、結構な量流れていきますので、お湯の使い方としてはかけ流しに近いのかなと感じました」
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。無色透明で癖のないお湯。肌に非常に柔らかく、刺激が少なくていかにも肌に良さそうな感じ。つるすべ感が独特だそうです。
源泉の出口は、温泉に含まれる物質が石化して形が変化していたそうで、癖のない温泉ではありますがしっかり効能はありそう。
塩素消毒は行なっているようですが、しっかりゆで卵の香りはしたそうです。
目玉の大露天風呂
露天部分に内風呂と繋がっていて7~8人入れる浴槽があり、ここのお湯が循環に使われているそうです。
この浴槽の仕切られた向こう側に、循環していないかけ流しの浴槽が続いていて、そこがわたらせ温泉のウリ。30人ぐらいは軽く入れる大露天風呂。
こちらは40度ちょっとのやや温め。いつまでも入っていられる温度だそうです。
高田「つい最近行ったんですが、ちょうどいい感じ。冬の露天、本当に気持ちよく長く浸かっていられます」
完全かけ流しのこちらの浴槽の方が、内風呂よりゆで卵の香りが強かったとか。
高田「ちなみにこの日は娘と一緒に行ったんですが、娘は寒い露天にはとてもじゃないけど行けなかったとかけ流しを体験せず出てきちゃった。いやいや、ここは露天がウリなんですけど…」
和歌山県田辺市の「わたらせ温泉」、ぜひ一度お立ち寄りください。
(尾関)
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