ひとり焼肉が楽しめる!奈良市「道の駅 針テラス」
毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊二アナウンサーがおすすめの道の駅を紹介しています。1月24日の放送で紹介したのは、奈良県奈良市にある「道の駅 針テラス」。道の駅にしては珍しく、ひとり焼肉を楽しむことができるとのこと。そこには意外な理由が隠されていました。聞き手は安藤渚七です。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く名阪随一のショッピング街
「道の駅 針テラス」は三重県の亀山から関西方面へ抜ける名阪国道の沿線にある道の駅です。
名阪国道の針インターチェンジを降りてすぐとアクセスも良く、西日本最大級の大型の道の駅として賑わっています。
安藤「なんかすごいインパクトのある名前!」
西村「『テラス』の表記は『T.R.S』と書きます。『Teatime Resort Station』の頭文字をとってるんですって」
そんな「針テラス」の特徴は、なんといってもその広さと大きさ。
500台以上停められる広大な駐車場を完備し、道の駅は全て2階建ての建物5棟からなっています。
西村「飲食店もあればお土産屋さんもあって、地元の工芸品を販売するようなお店もあって。なんと奥には温浴施設もある。道の駅というよりはもう複合ショッピングセンターのような感じです」
本格焼肉を味わえる
そんな何でも揃う充実した「針テラス」で西村が注目したのは、道の駅にしては珍しい施設があるところ。
西村「ひとり焼肉ができるんです」
西村が道の駅を散策していて発見した「ひとり焼き肉を満喫」という看板。
西村「なんで道の駅で焼肉できるんやと。いろんな道の駅行きましたけど、お肉が食べられるところはあっても、焼肉できるところはさすがに初めてです」
ひとり焼肉は近年ブームの傾向にあって、街中でも「ひとり焼き肉専門店」をちらほら見かけるようになりました。
フードコート風の食堂の一角にあるというその店舗。入り口には食券の販売機があり、ご飯とキムチ、2種類の肉からなる定食が1000円~1500円で食べられるそう。
西村「一般的なひとり焼肉となんら変わらないんですよね」
店内のテーブルはアクリルボードで区切られ個人の場所が確保されており、それぞれに七輪が付属しています。天井にはしっかりと排煙ダクトが伸びていて、煙を気にせず焼肉を楽しむことができるようです。
意外な理由
一見ミスマッチに思える道の駅でのひとり焼肉。実は結構需要があって、ひとりで入る方が多いとのこと。
西村「というのもこの道の駅、ライダーの聖地なんです」
「道の駅 針テラス」は関西圏に住むバイク乗りにとって有名な場所だそうで、休日には100台規模のバイクが集まることも珍しくはないとか。
その証拠に、大規模な駐車場内にバイク専用の駐車スペースも多く用意されています。
さらに隣接する針インターが各方面へのツーリングの拠点として最適であること、バイクウェアメーカーであるクシタニが経営するカフェがあり、買い物や飲食を楽しむことができることなどが聖地と呼ばれる理由のようです。
西村「よくよく考えると、高速道路もトラックドライバーの方とか多いじゃないですか。だからそういったお仕事の方にとってもぴったりみたいです」
安藤「すごいいいですね。面白い!」
仕事で長距離ドライバーをしている方やツーリングのライダーなどが多く立ち寄るというこの道の駅。ひとりでもガッツリお肉が食べたい、そんな要望に応えて登場したのがこのひとり焼肉なのかもしれません。
おでかけの際は注意
西村「ただ、一点注意しなければならないポイントがあります」
「道の駅 針テラス」はオープンから25年近く経っており、建物に老朽化が進みつつあるとのこと。さらに空き店舗の目立つ場所もあるため、リニューアル事業が行われることが決まっているようです。
西村「2030年頃にリニューアルして、新たに生まれ変わるみたいです」
安藤「ということは、このひとり焼肉を楽しむことができるのも今のうち?」
今のひとり焼肉と新しくオープンした後のひとり焼肉、どちらも味わえば2倍満喫できるかもしれません。
西日本随一と名高い大規模な道の駅が、どのような姿に生まれ変わるのか楽しみですね。
(吉村)