教育内容に変化!「金融」「睡眠」の授業が広がってきている
価値観や必要なスキルが日々変わり続ける時代ですが、それに合わせて教育内容も変化してきています。今、これまでになかった金融の教育や、睡眠に関する教育などが学校現場では広がってきているとか。1月21日の『CBCラジオ #プラス!』では、CBCアナウンサー光山雄一朗と山本衿奈、つボイノリオが読売新聞の記事を基にトークを繰り広げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く金融に関する教育
現在の教育では、ファイナンシャルプランナーなど専門的な資格や業務経験のある人が小中高校などに講師として派遣され、実際に学校現場で出張授業をおこなっています。
例えば2022年4月から高校の家庭科授業では『資産形成』が追加。
投資、株式、投資信託などの金融商品について学んでいます。
このように学校での金融教育は充実が図られているものの、一方で十分な専門知識を持っていない教員も多数います。
そこで専門知識を持った方が出張授業をすることが増えてきているそうです。
例えば金融の知識に関しては、日本とアメリカで大きな差が生まれています。
アンケートをとったところ、金融の知識に自信がある人の割合は、アメリカで71%。一方で日本では12%という少なさに。
教える側の専門知識が不足している現状です。
有識者によると、高齢化社会の到来で若いうちから家計の管理を学んで、資産形成に取り組む重要性が増してきているとのこと。
また、青年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、18歳からひとりで契約ができるようになる便利さがある一方で、トラブルに巻き込まれる可能性も大いにあります。
そのため、金融教育の必要性を有識者が指摘しています。
睡眠に関する教育
当たり前になってきた塾通いや、スマートフォンの利用で睡眠不足に陥るこどもが多いようです。
厚生労働省は、小学生は9~12時間の睡眠、中高生は8~10時間の睡眠を推奨していますが、現状のデータによると下回っています。
睡眠不足により学習や生活の質への影響も懸念。
そこで、学生自ら「睡眠の大切さ」を考えて知ってもらおうという取り組みが学校現場で起きています。
生徒自らが布団メーカーへの取材をし、実験などを通して良い睡眠を探求していく学習を取り入れている学校もあるそうです。
また医療介護用ベッド大手のパラマウントベッドでは中学生向けの授業教材を開発・提供しており、これまでに延べ7万人の生徒がこの授業を受けました。
このような企業も睡眠に関する授業教材を作る取り組みに対し「科学的根拠から学習してほしい」と語るつボイ。
というのも、世に出回る睡眠に関する情報は両極端です。
例えばナポレオンは一日3時間しか寝なかったことや、ドクター・中松は「6時間以上寝ると頭がバカになる」と発言したりと、睡眠時間は短め派の意見。
一方、大活躍中のドジャースの大谷翔平選手は、練習と試合の合間に睡眠をとるほど。そこから睡眠の必要性を感じる人は多いのではないでしょうか。
フェイクニュースも多い現代だからこそ、正しい知識を身につけてほしいです。
良い睡眠をとるためには
専門家によると良い睡眠を取るためのポイントは3つです。
太陽の光を浴びて朝ごはんをしっかりとること。
日中に適度に運動すること。
スマホやタブレットを寝室に持ち込まないこと。
この3つ目はつい破ってしまうというスタジオの3人。
光山「ついつい寝室に持って行っちゃう」
山本「アラームを携帯で私は使うので」
つボイ「音楽聞きながら寝るとか、落語聞きながら寝るとすっと寝られるんで」
ちなみに寝溜めに関しては、根本的な問題の解決は繋がらないと指摘されています。
「自分もこどもの頃に教えて欲しかった」と山本。
こどもたちのため、教育は日々変わり続けています。
(ランチョンマット先輩)