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ブリとカブの食感で贅沢な味わい、石川・かぶら寿司

ブリとカブの食感で贅沢な味わい、石川・かぶら寿司

朝の情報番組『CBCラジオ #プラス!』で年末まで放送されていたコーナー「おなかがグーは、しあわせのグー。」では毎日、中部地方の郷土料理などを紹介してきました。12月30日に放送された年末スペシャルでは、いつもは紹介だけで終わっている郷土料理を「食べたかった、おなかがグー。」と題して再度紹介し、実際にスタジオで食べてみようというコーナーを放送しました。ここではその中から、石川県を代表するブリを使ったおいしい郷土料理を取り上げます。紹介するのは光山雄一朗アナウンサーと山本衿奈です。

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ブリとカブを使ったお寿司

光山がもう一度食べたいものとして選んだのは、石川県のかぶら寿司。

お寿司といってもごはんは使われておらず、塩漬けしたかぶらに塩漬けしたブリをはさむというもので、石川を代表する発酵食品となっています。
お寿司というよりも漬物の方が近いかもしれません。

実物がスタジオに運ばれていますが、当時番組で紹介された時から気になっていたという山本が紹介します。

山本「真ん中にブリがはさまってますね。厚みが結構分厚い!3cmぐらいありますでしょうか。
真ん中がブリでその次がかぶらでその上に麹が乗ってて、彩りでニンジンが添えられていて、彩りが良いし漬物っぽい香りがしますね。おいしそう!」

起源については諸説ありますが、少なくとも江戸時代には存在していたようです。

江戸時代には食べられていた

ブリは能登地方を代表する食材のひとつで、脂ののった寒ブリは刺身にしても煮ても焼いてもおいしく食べられます。

江戸時代はとれたてのブリは「御用ぶり」と呼ばれ、城下に出回る前に藩主へ献上されていた高級食材だったようで、庶民はめったに食べられないものでした。

それでも何とかしてブリが食べたいという思いから、かぶら寿司が誕生したという説があります。

数あるブリ料理の中でもかぶら寿司は高級品とされていますが、地元では「かぶら寿司がないと正月が始まらない」と感じる方もいらっしゃるようで、まさに今の時期、スーパーやデパートなどでかぶら寿司が売り出されています。

風味や口あたりはかぶらの種類や熟成の加減、塩の加減によって千差万別で、さらには気温による影響もありますし、経験や技術も求められるとのことです。

実食の感想

ここまでいろいろとかぶら寿司の紹介をしてきましたが、やはり実際に食べてみないとおいしさは伝わりません。

では実食といきたいところですが、今回は光山と山本がジャンケンをして勝った方しか食べられないというルール。
かぶら寿司はじゅうぶん2人前はあるのですが、ルールはルール。

そしてジャンケンの結果は、光山が勝利。

光山「発酵のいい香りだけではなく、カブがかなり厚めに切ってあるのでその食感と中にはさんでいるブリの柔らかさ、弾力がある感じ、これがいい具合にマッチしていくといいますか。

まず食感が楽しめる、そして最初発酵の香りからどんどんどんどんカブの甘みとブリの旨味が充満していく、贅沢な感じですね」

残りはスタッフがいただくということで、山本の目の前をかすめてあっさりと撤収していきました。
(岡本)
 

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