スマホから注文するオーダーシステムに不満の声
飲食店の注文方法で最近急増しているのが、自分のスマホを使って注文をするモバイルオーダーシステム。カフェや居酒屋などに多く、テーブルに設置されているQRコードをお客さんが自分のスマホで読み取り、インターネットでメニュー画面に接続した後、そこから注文するというもの。9月19日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、『デイリー新潮』(新潮社)の記事を基に、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーが、このシステムのメリットとデメリットなどについてトークを繰り広げました。
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インターネットを使ったこのシステム、店員さんを呼ばなくて済むなどのメリットはあるものの、実は客側にとってデメリットも多いと言われています。
例えば客がスマホを用意しなければならなかったり、メニューに載っていないお水がほしい時は結局、店員を呼ばなければならなかったり、場合によっては会計までのプロセスがすべてスマホで完結できるわけではないという中途半端な作りだったり。
その結果、客側の負担が増えてしまい、不便に感じて足が遠のいてしまうことにもなりかねません。
このシステムが広まってきている大きな原因は、何といっても飲食業界の人手不足ですが、実は客単価が増えるというメリットもあるのだそう。
いちいち店員を呼ばなくても良いため、頼みやすいのかもしれません。
さらに多言語化対応により、インバウンド客の取り込みにも成功しているようです。
手間がかかって足が遠のくケースも
ただ、客側には先程挙げた以外のデメリットがあり、一番の問題は電波状況が悪いと注文しづらいこと。
特に地下にあるお店ではまったく通信が繋がらないケースもあり、それなら無料Wi-fiを充実させるべきという意見もあります。
さらに無料Wi-fiが用意されていても、パスワードの入力でアルファベットの小文字やら大文字やら数字やらで入力に手間がかかり、結局、直接店員さんに言った方が早いということもあったりします。
北野も「入力がめんどくさいパスワードを設定している店は、足が遠のく」と力説します。
まだまだある不満点
ここで、人手不足などの理由でお客さんにメニューを画面選択させたいのなら、これまたさまざまな店で導入されているタブレット型の入力システムを導入すれば良いのではないかという意見があるでしょう。
この場合の問題は、モバイルオーダーシステムよりも導入コストがかかることです。
かといって、客のスマホ頼みのシステムはやはり嫌がられるようです。
山内「自分のスマホで電池が減っていくのが嫌」
北野「電波状況が悪いとどんどん電池が減っていくから、ストレスやんなあ」
各テーブル席に充電用のコネクタがあったほうが良いかもしれません。
さらに山内は、「居酒屋で最初に店員さんがお水とおしぼりを持ってきた時、そこで1杯目の注文を聞いてほしい」というモヤモヤも感じているようです。
タップする回数を間違ってしまい、同じ物が何個も来てしまうというオーダーミスも起こりがちで、機械で便利になるはずが、余計に不便になってしまうのも本末転倒です。
最後に北野はあらためて「モバイルオーダーシステムを導入するなら、電波状況をきちんとしてほしい」と訴えました。
(岡本)