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行ってみてわかった!「ピサの斜塔」には感情移入してしまう?

行ってみてわかった!「ピサの斜塔」には感情移入してしまう?

『CBCラジオ#プラス!』などに出演しているラジオパーソナリティの三浦優奈は、先月新婚旅行でイタリアを訪れたとのこと。9月10日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、足を運んだピサの斜塔について「思わず感情移入する世界遺産」と言及。その理由について語ります。

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ベタな写真を撮ろう

ピサの斜塔はイタリアのピサ市にある世界遺産に登録されている鐘楼です。
高さは地上55.86メートルで、中にある階段は296段。マンションだと13~14階程度の高さです。

三浦「感想としては思った以上に傾いてる。こんなに傾いてて大丈夫なの?っていうぐらい傾いてるんですよ」

この傾きを利用してピサの斜塔を手で支えたり、ピサの斜塔を掴んでみたり、とトリックアートのような写真を撮る観光客で溢れかえっていたそうです。
三浦もベタな手で支えるポーズで撮った写真をX(旧Twitter)にポスト。

三浦「ベタこそいいのよ!100人並んで、みんなベタやってるから」

観光客同士、順番に譲り合いながら撮っているそうです。

ピサの斜塔への行き方

ピサの斜塔へはフィレンツェという都市から日帰りツアーで行く人が多いそうです。

三浦「私も旅行会社からツアーを勧められたんですけど、意外と自力で行けちゃうんですよね」

斜塔まではフィレンツェからピサ駅まで快速電車に乗っておよそ1時間。さらにバスで15分ほどだとか。

三浦「イタリア5日目でピサの斜塔に行ったんですけど、慣れてきてたから行けたのかなと思います」

斜塔の付近は露店などで祭りのような賑わいだったとか。
しかし「ひとつだけ心残りがある」と三浦。

三浦「ピサの斜塔Tシャツがあったのよ。『ピサT』を買い忘れたことを後悔しております。今日着てきたかった」

ちなみに斜塔の中に入ることもできますが、事前予約が必要なのと、階段が300段あるので体力に余裕のない方は要注意とのこと。

なんで傾いているの?

ピサの斜塔の工事期間は1173年~1372年と、およそ200年に及びます。
もともと地盤が弱く、工事開始から10年後、10メートルほどの高さになった時点ですでに傾いていたそうです。

中心の軸をずらすなど建設は続きましたが、傾きを完全には修復することができないままおよそ200年かかって完成に至ります。

最大傾き角は5.5度。1990年には公開を中止して大規模な修復工事が行われ、2001年に再び一般に公開されました。5.5度もあった傾斜は、修復後に3.97度になったとか。

三浦「1.5度ぐらい戻ったんですけど、これでもびっくりするほど傾いています。学者さんによると、これで少なくとも300年は大丈夫と言われています」

感情移入する世界遺産

ピサの斜塔のもともとの役割は鐘楼のため、鐘が設置されています。ただし現在は、この鐘を鳴らしていないとか。その理由は、鐘の音の振動によって、ますます傾いてしまうからだそうです。

三浦「ピサの斜塔は繊細なんです。だから鐘は鳴らせない。今はスピーカーから鐘の音が出てます」

最後に「なんか感情移入する世界遺産なんだよね」と印象をまとめた三浦。

三浦「諦めなくてすごいねとか、鐘の音をなんとかして伝えようとしてスピーカーで鳴らすとか。すごい頑張ってるんだな、あの子っていうのがすごいわかるんです」

イタリアへお出かけの際は、ピサに足を運んで感情移入してみてはいかがでしょうか。 
(尾関)
 

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