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下品じゃない!生き物のタマタマがよくわかる本

下品じゃない!生き物のタマタマがよくわかる本

早くも夏休みも折り返し。お盆が明ければそろそろ宿題を気にしなければならない時期になります。そこで、8月13日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、小高直子アナウンサーが、読書感想文におすすめの、生きものに関する書籍を紹介しました。

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生きものの知られざる情報

ここのところ、番組ではクジラのある部分がどうだとか、ヤリイカの繁殖がどうだとか、タコ、ヘビ、ブチハイエナなど、さまざまな動物に関する特定の情報に関して、リスナーからたくさんの情報が寄せられました。

その中で、また新たな情報が番組宛てに届きました。

「つボイさん、『進化のたまもの!どうぶつのタマタマ学』(緑書房)という本を知っていますか?Amazonで本を調べたら『あなたにおすすめ』と出てきました。
『どういうこと、これは?』と思いながら、早速図書館で借りてきました。

これまで不思議に思っていたさまざまなことが解明されました。
何で鳥の交尾はあんなに一瞬で終わりなのか?チンチンが2本ある動物がいる、うずらの雌雄判別の難しさなど、ぜひ読んでほしいです」(Aさん)

「金太の図鑑」ではない理由

勧められたからには読むべきということで、番組でこの本を購入しました。

監修は獣医師の成島悦雄さんで、著者は図鑑制作者の丸山貴史さん。
丸山さんは2016年に大ヒットした『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)の著者でもあります。

冒頭16ページがカラーになっていて、さまざまな動物のあの部分が載っています。

こんな調子でほぼ全ページに渡り、動物の生殖器が載っていますが、まず第1章では「タマタマとはなにか?」と題し、言葉自体の説明から入っています。

「金玉」は国語辞典に載っている言葉ですが、それを書名に入れるのは下品すぎるという意見が出たため、この本のタイトルや中身では「タマタマ」と表現しているとのことです。

小高はあらためて「あまりにも下品なんだそうです!」と、ヒット曲『金太の大冒険』を生み出したつボイに対して念を押しました。

下品と避けられがちだが…

そして、つボイが常日頃から強く批判していた「なぜ生殖器の名前を出すことがなぜ下品なのか」ということについても解説されています。

その解説の後、動物で最大の〇〇はシロナガスクジラとセミクジラで3mということや、ヘビは大も小も総排泄孔という1つの穴から出てくるという話、ヘビなどに見られるヘミペニス(2本に分かれた生殖器)など、これまで番組で紹介された話題が続々登場します。

また、メスのブチハイエナには擬陰茎や擬陰嚢というものがあるという話など、全編「タマタマ」尽くしです。

これまで番組スタッフはこのような話題になると、さまざまな本から調べていましたが、今後はこれだけでまかなえるという便利な一冊。

この他、食べ物としての「タマタマ」についても触れられています。
例えば真鱈の白子は「軽く湯通ししてポン酢と青ネギ、もみじおろしで食べるのが定番」と書かれていますが、この流れで読んでしまうと、何とも言えない感じです。

本書には「小学校高学年から読めるように配慮され、下品と避けられがちな生殖器に対し、興味を深める第一歩としてご活用ください」と書かれた通り、今まであまり知られなかった雑学が得られる本である、という点は強調しておきたいところです。
(岡本)
 

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