鉄道ファン必見!スイッチや配線、ネジが当たる?秋田内陸線「部品ガチャ」
「社長を呼び出せる駅」のユニークな取り組みが話題の秋田内陸縦貫鉄道株式会社が、今度は鉄道ファンの心をがっちりとつかむ「ガチャ」を始めました。それは「電車の部品ガチャ」です。8月5日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、この「部品ガチャ」を企画した、秋田内陸縦貫鉄道株式会社の大野むつみさんに話を伺いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「社長呼び出し」がバージョンアップ!
以前このコーナーでは、「社長を呼び出せる駅」というユニークな取り組みを紹介しました。
現在も観光客を中心に利用する方が多いそうですが、今年の6月からはさらにバージョンアップした「社長ミステリーツアー」もスタートしているそうです。
これは、本社の最寄り駅・阿仁合駅周辺のおすすめスポットを社長自らが案内するというもの。
こちらは1回2,000円。
日替わりで社長のお気に入りのお寺などをまわることが多いそうです。
500円で鉄道部品をゲット!
それでは早速、今回のテーマ「部品ガチャ」の話題へ。
実際に走っていた電車の車両から取り外した部品を、「ガチャ」に入れて販売しているそうです。
部品は、運転席のスイッチ類、配線、座席やテーブルに使われているネジなどさまざま。
料金は1回500円です。
今年の6月20日からスタートしたこの「部品ガチャ」は、新聞に取り上げられたことで大きな反響があり、他の鉄道会社からの問い合わせもあるそうです。
全国的にも非常に珍しいこの「部品ガチャ」は、新幹線の停車駅でもある秋田の観光の入口・角館(かくのだて)駅の近くに設置。
鉄道好きのコアなファンの他、おじいちゃんとこどものふたり連れなど地元の方も利用しているそう。
全線開業35周年の記念企画
秋田内陸縦貫鉄道、全線開業35周年を記念してスタートした「部品ガチャ」。
大野さん「いつもはお客様の目に触れることがない部品も、35年間を支えてきた大事な仲間なので、この機会に注目していただきたくて企画いたしました」
引退した車両から外した部品のほか、現役の車両を点検した際に外した部品もあるといいます。
ついこの間まで使われていた部品が手に入るかもしれません。
実は大野さんは今年4月に入社したばかり。
大野さん「現在までさまざまな企画に携わりまして、その中で沿線地域の方々を初め、遠方からいらっしゃる観光客のお客様など、鉄道ファンの皆様とお話する機会が何度もありました。
やはり皆さんから内陸線を応援するお言葉をいただきまして、着実にファンの方が増えているなんていうのは実感しております」
秋田内陸線の旅とガチャを楽しんで
最後に大野さんからメッセージです。
大野さん「秋田内陸縦貫鉄道は四季の素晴らしい景色をゆったりと楽しんでいただける鉄道です。
どの季節にお越しいただいても見所がたくさんありますので、ぜひ秋田内陸縦貫鉄道の旅にお越しいただければと思います。その際にはぜひ『部品ガチャ』も楽しんでいただけると嬉しいです」
普段目にすることのない貴重な鉄道部品を手に入れられる「部品ガチャ」。
鉄道ファンのコレクター心をくすぐる斬新な企画です。
(minto)