不思議な香りに温泉マニアも困惑?岐阜県・福地温泉「山里のいおり 草円」
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。7月11日の放送で紹介したのは、岐阜県高山市の福地温泉「山里のいおり 草円」。日帰り入浴が利用可能ですが「駐車場から期待が高まった」と話す高田アナ。いったいどんな温泉なのでしょう?
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福地温泉は、全国でも有名な温泉地の中のひとつ、「奥飛騨温泉郷」にあります。
奥飛騨温泉郷には大規模なホテルも多いのですが、福地温泉は木造の小さめの旅館が多く、小ぢんまりとした温泉街。
高田「もうひとつ特徴をあげるとすると、ややお高めな旅館が多いかなと言うイメージを持っております」
福地温泉へはCBCのある名古屋の中心部から203キロ。
クルマでは所要時間2時間44分ほど。公共交通機関は高速バスが便利です。高速バスと路線バスを乗り継いでおよそ4時間で到着します。
草円旅館の日帰り入浴
福地温泉そのものはそれほど広くなく、歩いて十分行き来できるそうです。
高田アナが訪れたのは、メインの道路から脇道に入ったところにある「山里のいおり 草円」。
ちなみに高田アナは事前に連絡してから足を運んだそうです。
高田「少々お高めの旅館。嬉しいのが、そういう旅館が日帰り入浴をしている。ありがとうございます」
建物は和風の木造で、駐車場からは遊歩道のようになっているそうです。
高田「いい感じの旅館だけあって、ストロークもきっちり整備されていて、ワクワク感を高めるわけ」
固く心に誓う
旅館には、宿泊客が利用できる風呂がいくつかあり、日帰り入浴では、その内の大浴場が利用できるそうです。ちなみに利用料金は880円。
温泉は旅館とは別棟にある温泉へは、旅館から屋根のある渡り廊下を通り、雨が降っていても安心。
高田アナが訪れた時間は、ちょうど宿泊客が食事をする時間帯で、温泉棟への途中で食事スペースをちらりと覗いてみたとか。
高田「それぞれのテーブルに囲炉裏が用意されていて、いつかは私もここで食事をしたいと固く心に誓ってお風呂に行きました。ホント、おしゃれな夕食だったなあ」
香りが混じらない
温泉棟へ入ると、大浴場の前室にあたる部屋があり、そこから男女別の浴場へ向かいます。
この前室にはカギのかかるロッカーがあるので貴重品はここへ。
また温泉が飲めるスペースもあり「水分補給してから入った方がいい」とアドバイスする高田アナ。
高田「脱衣場も本当にきれいに整備されていて、いい旅館だなと思いましたね」
浴場へ入ると、洗い場の部屋と風呂の部屋とに分かれていたそうです。
高田「ありがちなのが、身体を洗うところと浴槽がすぐそば。そうなるとシャンプーとリンスの香りが温泉の香りと混じってもったいない。ここはそういうことがないんです」
温泉らしい温泉
最初の内風呂の中には、足湯兼ミストサウナのような作りの足湯部屋があるそうです。
高田「足湯じゃもったいない。私一人しかいなかったので、そこに浸かってみました。喉がすっきりしてミストサウナもいいですね」
大浴場は壁の一面が取り払われていた半分露天状態で絶景が拝めます。もちろん雨が吹き込んでくる時はちゃんと閉まるようになっているとか。
またお湯はやや熱めで無色透明ですが、若干ゆで卵の香りがします。身体に泡が付くような、温泉らしいお湯だそうです。
何度も入って確認したい
高田「ここからがこの温泉の特徴なんですが、かけ流し口の湯溜めにオレンジ系の湯の花がビターッとこびりついてるわけですよ。オレンジって珍しいと思いました」
そこには、温泉が飲めるように舛があったそうです。口に含むと鉄の香り。
「さっきはゆで卵の香りだったのに、なんで鉄の香りがするの?」と、もう一度浴槽に行くと、ゆで卵の香り。
これには「あれ?」と混乱したという高田アナ。
高田「これはびっくりでした。何度も入って確認したいところです」
泉質は単純温泉。重曹を含んでいて肌に良いお湯だそうです。
高田「他にも泉質の違う温泉がありますが、泊まらないと入れないのが残念。お小遣い貯めて、いつかは泊まりたいなと思うところでございました」
日帰りでも楽しめる岐阜県高山市の福地温泉「山里のいおり 草円」でした。
(尾関)