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「あなたも巫女になれる!?」巫女養成スクールでトラブルも

「あなたも巫女になれる!?」巫女養成スクールでトラブルも

巫女といえば一般には神社で神楽を舞ったり、宮司の補佐をしたりする方ですが、お正月には女子学生がバイトをしたという話も聞くぐらい、特に資格や修行は不要なもの。ところが、『女子SPA!』(扶桑社)の記事によれば、世の中には巫女さんを養成するスクールというものがあるそうで、一部ではトラブルが発生しているそうです。5月30日にCBCラジオで放送された『北野誠のズバリ』では、この記事を基に、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーがトークを展開しました。

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巫女を養成する学校?

巫女養成スクールを運営しているのは、神社庁に所属していない神社や地方の宗教団体というケースもあり、中には勝手に神秘性を売り物にして、卒業生をキャンペーンガールのように働かせるところもあるそうです。

中にはマルチ商法への勧誘などのトラブルもあるのだとか。

なお、伏見稲荷大社や日光東照宮など、神社庁に所属していない有名な神社もあるため、必ずしも神社庁に所属している神社だけが正当というわけではありません。

巫女になるために資格は必要ありませんが、あるスクールでは通うメリットとして、「巫女の精神を学ぶことで、社会で活躍できる女性になれる」という、ふわっとした内容が挙げられているそうです。

また、仕事に関しては「冠婚葬祭のバイトができる」、「寺社の手伝いが受けやすくなる」という、こちらもふわっとした内容です。

コンパニオンのような仕事も

金額は初級3万円、中級5万円とそこまで高くない設定ではあるものの、逆に「それだけの金額だと、学べることが少ないのではないか?」と思ってしまいそう。

ただ安いためか、神楽もきちんとしたものではなく、創作神楽のようなものを教えている場合もあるそうです。

この記事で北野が一番驚いたのが、スクールで学んだことをどこで活用するのかについて書かれた箇所。

一般客も参加できるお祭りを毎月開催していて、その中でお酒など神前に供えたものを参列者でいただく直会(なおらい)というものがありますが、そこではコンパニオンのようなことをさせられることもあるそうです。

そのためにトラブルも発生していて、酔った客からセクハラの被害を受けたり、タダで働かされるコンカフェの店員のような状況になったりしているところもあるそうです。

民間資格もピンからキリまで

もちろん、すべての巫女養成スクールが悪質なわけではありません。

もし巫女さんになりたくてスクールに通ってみようと思った方に対して、北野は「『どんなことをするんですか?』とか、詳しく中を聞いてから入られた方が良いです」とアドバイスしました。

民間の資格というのは玉石混交で、なんとなく歴史を感じるジャンルの資格であっても、実際にその資格ができたのは最近であって、取得したからといって特にメリットがないというものも少なくありません。

趣味で楽しむ分には問題はありませんが、場合によっては被害に遭わないように十分注意する必要があるようです。
(岡本)
 

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