スギちゃん、ロケの終わり方見失う“究極のワイルド”の域に到達 スタッフに「いつも皆どうやって終わってる?」
27日午後、CBCテレビ『ちょい足し』に、お笑い芸人・スギちゃんが出演し、ひたすら山あいを歩く企画に挑戦。各スポットでワイルドさを見せつつも、次第に“迷走気味”となり、最終的にロケをどう締めたらいいか見失うという一幕がありました。
スギちゃんは番組内の企画で、岐阜県揖斐川町の揖斐駅から出ているバス路線の終点「美束」へ。そこから先の奥地を旅のエリアとして『ちょい足し』することで、テレビなどで紹介されていない魅力的なスポットが見つかるかどうかを検証しました。
バス停近くのお宅で、地元の“鎌倉踊り”の衣装を試着させてもらい、そのままお借りして旅を進めるスギちゃん。
「ひのき谷」とだけ書かれた看板の先へあてもなく進んでみますが、いくらワイルドとは言え、明らかに食べてはいけないタイプのキノコ(※コガネタケ 胃腸障害になる可能性あり)を発見したのみで、行き止まりに。
その後、車の荷台を活用した野菜の無人販売所を見つけ、「いぇ~い!大量に買ってやったぜ」と白菜や大根などを沢山買い込んだほか、麻製品を仕立てて販売している『麻処 さあさ』では、柔らかくてオススメだという麻製のふんどしを身につけ、店主然として「撮影かい?」と謎の小芝居をスタート。
ひとしきり“ふんどしのアップ”が続いた後、何事もなかったかのように次の場所へ向かう展開に、スタジオゲストの王林さんは苦笑。MCミキの昴生さんも「ウソやろ?ノーカット版?編集でもあんな事になってんの?」と困惑の色を隠せませんでした。
そんな微妙なスタジオの空気を知る由もなく、山あいの道を進むと…「看板がある!『長者の里3km』。3キロ…行ってみます?日、暮れるんかなぁ…」
読み通りに辺りが薄暗くなってきたものの、何とか日暮れ前に辿り着いた『長者の里』。そこにはキャンプ場(デイキャンプ3時間110円~・テントサイト<宿泊>1320円~)のほか、地域の祭り文化や炭焼き文化を紹介する施設『森の文化博物館』(入館料:高校生以上110円)などがありました。
スギちゃんはキャンプ場で、無人販売所で買った野菜や、祭りの衣装を貸してくれた男性からもらった唐辛子とサツマイモなどを使って、“ひとりBBQ”をすることに。
「火もだいぶよくなったんでいただきましょう。ありがたいですね、こういう地元の食材をいただくというのは」そう言ってトングでつかんだ野菜を、焼かずにそのまま食べ始めるスギちゃん。
昴生さんから「生で!?ワイルドやなぁ~」亜生さんからも「火あるで!」との声があがるなど、あえて焼かないワイルドBBQを見せるのかと思われましたが、続いて普通に焼き芋を楽しむスギちゃん。「いや、焼いたらアカンやん…」昴生さんからの悲しいツッコミがスタジオに響きます。
BBQの後は、長者名物だという「薬草ノ湯」(大人330円)へ。「いいお風呂はね、湯気浴びてるだけで十分ですから」と今度はスギちゃん、腕立て伏せのような姿勢で浴槽にまたがり、湯気だけを満喫。
ここでも一度はワイルドさでスタジオの爆笑をさらうものの、次の瞬間浴槽へドボン。これには「ちゃうちゃう、いったらアカン…」と昴生さんが思わずつぶやき、亜生さんも「入ってもうてるやん!」
ワイルドとごく普通を行ったり来たりしながら『長者の里』での時間を楽しんでいると、既に外は真っ暗でこれ以上の旅は難しそう。そんな中、薬草風呂にまったりと浸かりながら、ふとスタッフに「いつも、みんなロケどうやって終わってるんですか?」と確認するスギちゃん。
「何か言い残したことは?」と逆に尋ねられると「……ないですねぇ。完璧だった」と答え、“完璧なロケ”を締めくくったのでした。
最後に昴生さんからVTRの感想を求められた王林さんは、「ん~っと……」と頭をフル回転させた上で一言、「難しいですよね…」。ズバリ的を射た返しに、スタジオは爆笑に包まれていました。
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(11月27日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)