街中でのいちご狩り?敏腕広報の仕掛けに密着
春にぴったり!イチゴのゼリーや、イチゴのモンブラン。全15種類のイチゴスイーツが食べ放題の「ストロベリービュッフェ」が、名古屋市内にある結婚披露宴会場で開催されています。
そのイベントの仕掛け人、敏腕広報の石川総一郎さんを密着取材しました。
敏腕広報が考案した新イベント
ホテル・結婚式場を展開する業界最大手の企業「ベストブライダル」で広報を務める石川総一郎さん(以下、石川さん)は企画の評判も高く、センスを活かしてアフタヌーンティーの売り上げを2倍に押し上げるなど、様々な活躍をしています。
今回、名古屋にある披露宴会場を使って、スイーツビュッフェの開催を企画しました。テーマは“魅惑のストロベリーナイト”。4月中旬までの金曜・祝日の夜に開催し、15種類のイチゴスイーツと、、フードが6種類楽しめます。
石川さんのおすすめは、「イチゴのモンブラン」。
材料に白あんを使っているので、和菓子のいい甘さが意外性となっているところがお気に入りだそう。他にも、イチゴにりんごと紅茶を合わせた、さっぱりした風味のゼリーや、濃厚な甘みが特徴のムース。ビュッフェといっても、ピューレやソースもイチゴの果実から作るというパティシエ渾身のかわいいスイーツが食べ放題です。
さらに石川さんが考案した斬新なアイデアがありました。
名古屋の中心でイチゴ狩り?
披露宴会場には海外の邸宅のような庭があります。そこで、
石川さん「(披露宴会場の)お庭でイチゴ狩りがやりたいんです」
イチゴ狩りといえば、農園に出向くのが普通ですが、石川さんは、イチゴを名古屋の中心に持ってきて、お客さんに「イチゴ狩りをしてほしい」とのこと。
イベントは夜に開催されるので、庭はライトで装飾され、キラキラとイルミネーションで輝きます。好きなだけイチゴを取って食べられるという、おしゃれなイチゴ狩り企画です。そして、そのイチゴは…。
石川さん「愛知県の農家のイチゴを仕入れて食べていただきたい」
目をつけたのは、豊田市の「ストロベリーパークみふね」。紫外線を当てることで、病気に強いイチゴ作りをしている農園です。
ところが問題が発生します。イチゴの配送の問題で到着がビュッフェ開催日の4日前になるというのです。そうなると、イチゴの一番おいしい時期に食べられません。もし具体的な解決案がでなければコラボ企画は白紙になってしまう可能性もあります。
でも、石川さんには絶対に企画を実現したい熱い思いがありました。
楽しいが一番大事
名古屋に生まれ育った石川さんは、地元に貢献したい、盛り上げていきたいという思いがありました。なので、まずはお客さんにいちご狩りを体験し楽しんでもらってから、
石川さん「今度は、ストロベリーパークみふねに行って、いちご狩りを楽しんでいただきたい」
結果、石川さんの熱い思いが通じ、今回は特別に農家のスタッフが開催当日に直接配送してくれることになりました!
なんでそんなに仕事を頑張れるか聞いてみると、
石川さん「楽しいが一番だから。(いまは)最高に楽しい」
と満面の笑顔で答えます。
そして、無事に全ての準備が整い、いよいよ開催初日を迎えた石川さん。
なんと、初日は予約で満席。
お客さんからのコメントも高評価で「映える」「見た目がかわいい」「ときめく」「都心でいちご狩りできるといいよね」など渾身のイチゴ狩りも大人気。
石川さんも、最高に楽しいと笑顔を見せていました。
CBCテレビ「チャント!」2月21日の放送より。