熱くなったスマホを保冷剤で冷やしたらダメ!解決策とは!? 熱中症リスクも解説!
猛暑日が続き、「熱中症」が心配な時期になってきました。最近雨の日も多いですが、熱中症は雨の日も油断できません。「熱中症リスク」を高める大きな原因を解説!さらにスマホが熱くなる「スマホ熱中症」の解決策も紹介します!
湿度が15%高いだけで熱中症搬送者数が倍に
気温、湿度によって熱中症搬送者数に違いがあるのか比較してみました。
東京都のある年の7月6日、9日を比べると、気温はどちらも32.5℃ですが、湿度は6日が41%、9日が56%です。熱中症搬送者数は、6日が50人ですが…
9日は94人。湿度が15%高いだけで、「熱中症リスク」を上昇させ、搬送者数は倍近くになりました。
湿度が高い日に熱中症になりやすい原因は、汗が蒸発しにくくなり、体温がなかなか下がらないからです。雨の日は、気温が抑えられ、過ごしやすいと感じていても、湿度が上がるので「熱中症リスク」は高まります。
また「車内熱中症」も、雨の多い季節は特に注意が必要です。
雨の日は、買い物などに車で出かける機会も増えるはず。雨の日でも熱中症になってしまうリスクはあるため油断せず、車内に長時間とどまる際には、常にエアコンをつけて快適な温度と湿度を保つことが重要です。
猛暑でスマホも熱中症に!解決策は…スマホの電源を切って扇風機で風を!
暑い日が続くと「熱中症」になるのは人間だけではありません。
炎天下でスマホを放置すると、端末が高温になる「スマホ熱中症」になってしまいます。真夏日に車内のダッシュボードでスマホを30分間放置したところ、端末の表面温度が60℃になったという実験結果も。故障や発火のリスクがある温度です。
そこでスマホ熱中症の解決策を解説します。
保冷材などでスマホを急に冷やすのはNG。スマホの中で結露が発生し、故障の恐れがあるためです。
スマホ熱中症の解決策は、電源を切った状態のスマホにモバイル扇風機などで風を送ること!
60℃の高温になったスマホを、涼しいところで10分間放置しても8℃ほどしか下がりません。しかし、スマホの電源を切ってスマホカバーを外し、モバイル扇風機などで風を送ると、10分間で20℃下がったという実験結果もあるのです。
この夏は自身の体調管理はもちろん、スマホの熱中症にも注意してみては?
CBCテレビ「チャント!」7月4日放送より