専門家が教える「洗濯の生乾き臭対策」を紹介!洗う前と洗った後のポイントとは?
各地で梅雨入りし、雨の日が増えてきました。この時期に大変なのが洗濯。乾きにくいし、生乾きの嫌な臭いがするし、気が滅入ります。しかし、ちょっとした工夫で嫌な臭いをおさえることが可能です!専門家に聞いた生乾き臭の撃退法をたっぷり解説。生乾き臭を出さない洗濯ができる「イチオシ商品」や「干し方の裏ワザ」も紹介します! CBCテレビ「チャント!」6月20日放送から
生乾き臭の原因は「雑菌」の増殖!
「生乾きみたいな臭い。カビていないか不安になります」
「着ようと思った時に、服が臭って、また洗濯しました」
街の声を聞いてみると、多くの人が悩みを抱える梅雨の時期の生乾き臭。あの嫌な臭いが発生する理由は?臭いを発生させないためにはどうすればいいのか?「清掃マイスター」杉千郷さんに教えてもらいました!
杉さんによると、生乾き臭の原因は「雑菌」が増えてしまうから。「生乾き臭を防ぐコツ」一つ目は「雑菌の増殖を抑える」ことです。着ていた衣類や使ったタオルを洗濯機の中に何時間も放置しておくのはダメ!洗濯機の中は湿気が多く、雑菌にとって繁殖しやすい環境。衣類やタオルについた皮脂汚れや水分が雑菌のエサとなり増殖して、臭いの原因になります。杉さんは「できるだけ、洗濯機に滞在する時間を縮めるようにするべき。洗濯カゴで保管して、洗う時に投入という癖をつけることをおすすめします」と解説。
タオルなど濡れている洗濯物は、洗濯するまでの間、カゴの上などに干しておくと、雑菌の増殖をある程度防げるとのこと。もう一つ見落としがちな雑菌の住処が「洗濯機フィルター」。ここの手入れも大切です。洗濯するごとに、きちんとごみを捨てて、さっと洗って戻すようにしましょう。
杉さんが効果的なグッズとして紹介したのが「アカパックン お洗濯用」。皮脂汚れを効果的に取り除いてくれます。皮脂汚れは洗剤で洗うことである程度取れますが、脱水とともに再付着してしまうことがあります。アカパックンは、そんな皮脂汚れを吸収してくれます!使い方は、洗濯物と一緒に入れて洗濯するだけ。特殊な素材の効果により、洗い上がった洗濯物に残る皮脂汚れを軽減してくれます。
早く乾かす!干し方のコツ!
「生乾き臭を防ぐコツ」二つ目は「5時間以内に乾かす」ことです。この時期、なかなか乾かなくて、1日中干している時も。実は、干している最中にも、生乾き臭は発生してしまいます。なるべく早く乾かすことが重要です。洗濯物が濡れている間に、洗い切れなかった皮脂汚れや水分などをエサにして、雑菌が増殖してしまいます。つまり、乾くまでの時間が長ければ長いほど、生乾き臭が付きやすくなってしまいます。杉さんは「5時間以内に乾かせば、生乾き臭を抑えることができるというデータがあります」と解説。
洗濯物を早く乾かすには「空気の流れを作ってあげる」ことが大切。空気の流れを意識した3つの干し方を紹介します。一つ目は、中央に短いものを吊る「アーチ干し」。中が空洞になり、風がよく通るため、速乾性の効果が見られます。二つ目は、タオルをずらして干す「ずらし干し」。なるべく重なる部分を少なくすることで、水分を蒸発させやすくします。三つ目は、タオルを蛇のように干す「蛇腹干し」。横向きで乾かすことで、縦に干すよりも早く乾かすことができます。サーキュレーターや扇風機を使うのも効果的です。
杉さんが、効率よく干すためのおすすめグッズとして紹介したのが、「3COINS」の「衣類が乾きやすいハンガー」。ハンガーの肩部分の向きが変わり、干した洗濯物に空間を作れるので、重ならずに風が通りやすくなります。5月から発売された商品で、梅雨の期間限定で販売する予定だったのですが、あまりにも売れ行きがよく、レギュラー商品になることが決定したとのこと。
「洗う前」は、洗濯物を雑菌が増殖しないように保管し、「洗った後」は、なるべく早く乾かす。洗濯中はもちろんですが、前後でできることをうまく組み合わせることがポイントです。杉さんは「ちょこちょこと楽をするアイテムを利用して、生乾き臭を防ぐ工夫をしてください」とアドバイス。お天気任せだと生乾き臭対策は難しい季節ですが、ちょっとした心がけで嫌な臭いを減らすことができます!皆さんもぜひ実践してみてください。
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月~金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。