ハナコ岡部に奥地を行く“過酷ロケ”の試練…「人に会いたい!」からすぐに「会わなきゃよかった…」になったワケ
15日午後、CBCテレビ『ちょい足し』に、お笑いトリオ・ハナコの岡部大さんが出演。山あいを歩き続ける過酷ロケに懸命に取り組んだ結果、ただでさえ疲れた身体をさらに追い込むトレーニングジムを見つけてしまい、思わずホンネを漏らす一幕がありました。
番組では、岐阜県恵那市の恵那駅から出ている路線バスで終点「小野川」まで行き、そこから先の奥地を旅のエリアとして『ちょい足し』することで、テレビなどで紹介されていない魅力的なスポットが見つかるかどうかを検証しました。
旅の難所となった険しすぎる遊歩道で、希少な天然なめこを発見するという引きの強さを見せた岡部さん。薄暗くなって街灯がつき始める中、さらなる穴場を求め貪欲に進み続けます。「こっちは人がいる道だと思ったらいない…。寂しい、人に会いたいです!」
すると、ビニールハウスが並ぶのどかな道にポツンと立てられた、アルファベットだらけの看板が。<Tribal Belly Dance Training Gym…>などと書かれていて、「うわぁ、ベリーダンス、トレーニングジム。ここで需要と供給のバランス成り立ってます?」
なぜ、こんな所に…と不思議がる岡部さん。しかし「穴場を見つけられたら“ちょい足し”ですよね」と、とりあえず行ってみることに。この前向きな決断によって、のちに苦悶のひとときを過ごす事になろうとは、その時知る由もなかったのでした。
日も落ちて一段とあたりが暗くなる中、窓から漏れる光が一際目立つ建物が見えてきました。「あっ、踊ってる!」取材OKとなったその場所は、トレーナーの倉持聡さんが経営する『SDL GYM』。6年前にYouTubeを参考に倉持さんが土台から全て一人で建てたというパーソナルトレーニングジムで、中津川市出身の妻・亜美さんとの結婚を機に移り住んだとのことでした。
倉持さん、実はアディダスの『ファンクショナルトレーニング』のトレーナー。運動機能の向上を目的としているというそのトレーニングを、岡部さんが体験させてもらえることになりました。
まずはお尻と太ももを鍛える『バックステップ』から。輪になった2本のゴムで足首と膝上をそれぞれ固定した後、中腰で前傾姿勢をキープしながら片方の足を斜め後ろに繰り返し引いていきます。ゴムの負荷がかかった状態での動きに、岡部さんは足を引くたび、「ううぅ!うわぁ!」と絶叫。ただでさえ山道を歩き続けて疲れが溜まっている足腰が悲鳴を上げているようです。
しかし健康づくりのために相手を励まし、追い込んでいくのが仕事の倉持さん。休憩なしで、もっと強い負荷がかかる『高強度バックステップ』の世界に岡部さんをいざなうと、続けざまに綱引きで使うような太いロープを両手に1本ずつ持って振りまくる『バトルロープ』へ。
「先生…肩が取れそうです!」と岡部さんがいくら苦痛を訴えても、倉持さんは明るく元気に「イェス!」と答えるのみでメニューを続行。最後の6セット目には、岡部さんは上がらない両手で必死にロープを振りながら「東京、帰りたい…」と思わずホンネも漏らすのでした。
「4、3、2、1、は~いOKです!」突然の特訓が終わりを告げると、膝から崩れ落ちてロープの上に倒れ込んだ岡部さん。「こんな事になるなら…人に、会わなきゃ良かった……」息も絶え絶えの状態になりながら、この企画の恐ろしさを噛みしめているようでした。
結局、その後岡部さんは「クーリングダウンで、隣でベリーダンスはどうですか?」と倉持さんに促されるままに、妻・亜美さんらと共にベリーダンス。さらに、よほど鍛え甲斐があるのか、ニコニコした倉持さんから「もう1セット位いきましょう!」
まさかのトレーニングのおかわりまでさせてもらった岡部さん。素敵な出会いのおかげで、きっと運動機能が向上した“ちょい足し旅”となったのでした。
(1月15日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)