100mで3回も市境を跨ぐ千葉県の“奇道” 道マニアが厳選する全国の面白い道&レア標識
ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、珍しい道や変わった標識などを求めて全国を巡る道マニア歴19年の石井良依さんが、面白い道や珍しい標識を紹介してくれました。
100mで3つの市を跨ぐ道!?千葉県の奇道
まずは、千葉県にある“奇道”をご紹介。
(道マニア・石井良依さん)
「一見何の変哲もない道ですが、100mの間で3回も市境を跨ぐ変わった道」
地図で確認すると、四街道市の中に佐倉市と千葉市花見川区が細長く入り組む珍しい場所。
四街道市によると、明治時代に区分けされた境界が現在まで引き継がれているため、100mで四街道市・佐倉市・千葉市花見川区を跨ぐような珍しい道ができてしまったのではないか、とのこと。
単なるミス!?信号の色が逆の標識&スペルミスの標識
続いては、石井さんが実際に現場で見つけた違和感のある標識を2つご紹介。1つ目は、兵庫県相生市の国道2号にある“信号機あり”の標識。
(道マニア・石井良依さん)
「信号機があることを警戒するために設置された標識ですが、色の順番が違う」
石井さんが偶然見つけたそうで、正しい色の順は左から青・黄・赤のところ、この場所にある標識は青と赤が逆になっています。石井さん曰く、「単なる設置ミスだと思う」とのこと。
2つ目は、長野県下諏訪町にある国道142号の旧道の標識。
(道マニア・石井良依さん)
「ROUTEのスペルに誤りがある」
正しくは「ROUTE」と表記されるところ、TとEが逆になっています。誤った標識はすでに撤去されており、現在は見られないそうです。
3000種類の中から厳選!超レアな標識
続いて紹介するのは、日本全国を回って3000種類以上の標識を見てきた石井さんが特に珍しいと語る超レアな標識!
(道マニア・石井良依さん)
「秋田県横手市で見つけた、おそらくここにしかない警戒標識」
その標識には「遊園地あり」の文字とともに、シーソーに乗る子どもの絵が描かれています。しかしストリートビューで確認すると遊園地は見当たらず、あるのは緑が茂る平地のみ。
この場所では公園のことを遊園地と呼んでいるそうで、子どもが飛び出してくるかもしれないことを注意喚起するため、「遊園地あり」の標識を設置しているとのこと。以前は遊具もありましたが、現在は撤去されてベンチだけのようです。
まるで地図!?案内が詳しすぎる青看板
続いては、通称「青看板」と呼ばれている案内標識。一般的には運転しながらでも把握しやすいようシンプルに描かれていますが、「中にはそうではないレアな青看板がある」と石井さんは言います。
新潟県上越市の直江津港出口にある青看板は、まるで地図のようにフェリーの絵や現地から国道への行き方が赤矢印で詳しく描かれています。
上越市によると、この青看板は約35年前に設置されたとのことですが、なぜこのように描かれているのかは不明とのこと。また、この青看板は道路の上ではなく、目線の高さに設置されているのも面白いポイント。
赤信号の連続!大阪の道路の絶景
最後に紹介するのは、石井さんお気に入りの道路の絶景。
(道マニア・石井良依さん)
「大阪・日本橋にある大好きな道路の絶景。見える範囲に赤信号が連なっているのが壮観」
大阪市中心部を走る「堺筋」には、4.2kmの区間に46個もの信号交差点が集中しているそうで、「これだけ赤信号が連なっていると美しい」と石井さんは言います。
9月26日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より