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まるで芸術作品!兵庫「竹田城」からの景観も計算されたアーチが美しすぎる“橋”とは

まるで芸術作品!兵庫「竹田城」からの景観も計算されたアーチが美しすぎる“橋”とは
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴25年の鹿取茂雄さんと、北近畿にある“魅力的な橋”を巡ります。

デザインの美しさにこだわって造られた「虎臥城大橋」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

鹿取さんと一緒に旅をするのは、一般の男性。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「今日は兵庫北部の丹波と京都北部の丹後にある橋を巡りたい」

兵庫県と京都府の北部を指す北近畿には、鹿取さんにとって魅力的な橋があるそう。今回は道の中でも、“橋”に注目しながら巡ります。

最初に訪れたのは、兵庫県朝来市(あさごし)。「朝来市周辺には魅力的な道や橋がたくさんある」と鹿取さんは言います。中でも、「丹波地方に来たらぜひ行ってほしい」という鹿取さんとっておきの橋へ。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

2人が辿り着いたのは、大きなアーチが美しい平成11年竣工の「虎臥城大橋(とらふすじょうおおはし)」。2車線道路を悠々とまたぐ大きさのアーチが連続してあるのが特徴。アーチ構造にすることで上からの力に対して強くなり、力が分散されて安定するのだとか。しかしアーチ橋にしたのには、他にも理由が。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「今の技術ならアーチにしなくても、もっと簡単に安く丈夫な橋が造れる。それをあえて昔の工法のアーチ橋にしているのは、景観を良くするため」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

観光名所「竹田城」から「虎臥城大橋」が見えるそうで、美しい景観を演出するため、橋長402mに12個ものアーチが設計されています。「竹田城」の石垣の縄張りが、虎が伏せたように見えたことから「虎臥城」と呼ばれ、その名が使われるようになりました。

貴重な石積みのアーチ橋「旧京路橋」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、京都北部にある鹿取さんが今日一番見せたいという橋へ向かいます。訪れたのは、京都市左京区の花脊(はなせ)地域。2人は国道477号にある「京路橋(きょうじばし)」のすぐ脇の山から、下を流れる別所川までおりていきます。すると、見えてきたのは趣のある「旧京路橋(きょうじばし)」。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「国道477号のルーツになっている橋」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

現在の「京路橋」ができる前まで、川を越えるために重宝されていた石積みのアーチ橋で、今は草や苔で覆われています。明治時代、若狭湾でとれた海産物を京都の中心地へ届けるための道の一部として、この橋が造られたと言われています。昔は迂回をしなければいけなかったところ、この橋のおかげで大幅に距離を短縮できました。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「価値のある橋なのに、今は誰にも注目されず、植物に飲み込まれているところにグッとくる」

7月25日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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