思わず覗き込んでしまう急すぎる坂道…!?“坂ミシュラン”と東京の坂道を巡る旅!

2023年7月4日(火)放送
思わず覗き込んでしまう急すぎる坂道…!?“坂ミシュラン”と東京の坂道を巡る旅!

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、様々な観点で坂道を愛でるWebサイト『坂ミシュラン』を運営する道マニア歴15年の沢村耕太さんが、東京都にある“魅力的な坂道”を巡ります。

思わず覗いてしまう!?急勾配すぎる「のぞき坂」

のぞき坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

東京を中心にありとあらゆる坂を巡ってきた坂道マニアの沢村さんと一緒に旅をするのは、プロギャルのMAAACHIRIN(まーちりん)さん。

(道マニア・沢村耕太さん)
「東京は坂がめちゃくちゃ多い。坂の魅力をいろいろなアングルから紹介したい」

最初に訪れたのは、豊島区の「雑司が谷駅」。南方面に体育会系でビジュアル重視の坂道があると言います。

目的地に近くなると、道の先が見えず突然車が現れる違和感に「景色が急に消えてる!(この先は)相当の下り坂じゃないですか?」と驚くまーちりんさん。辿り着いたのは、「のぞき坂」。

(道マニア・沢村耕太さん)
「二車線ある坂では、23区内で一番急な坂」

都内屈指の急勾配で、あまりの傾斜に覗き込んでしまうことから「のぞき坂」という名前がついたそう。

のぞき坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

坂道はアスファルトではなく、コンクリートで造られているのが特徴。アスファルトだと傾斜で流れてしまったり、ローラーで均等に固められなかったりするのだとか。

また、滑り止めの効果があるドーナツ型の窪んだ輪っか「オーリング」が路面にあるのも坂道の特徴です。角度12.6°、勾配22.3%の「のぞき坂」は、下から見ると迫力満点!

地形的な楽しみ方ができる「新助坂」

新助坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、新宿区の「信濃町駅」。すぐ北東にある「新助坂」は、1つの坂で2つの世界観を味わえると沢村さんは言います。

(道マニア・沢村耕太さん)
「坂上からは電車を見下ろし、坂下からは電車を見上げることができる。空間的な道路の重なりが味わえるのが魅力」

沢村さん曰く、鉄道を交えた坂上と坂下の風景は、東京には非常に多いのだとか。

(道マニア・沢村耕太さん)
「鉄道は水平に走らせなきゃいけないから、低地の場所は高架などで電車が上を走り、道路は下にある」

低地と台地が多い東京の地形と、水平を保って走る鉄道が織りなす風景は、沢村さんのオススメのポイントなのだそう。

今はなき文学ゆかりの「芋坂」

芋坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、荒川区の「日暮里駅」。線路の南側には、明治時代の文学にゆかりのある坂道があると沢村さんは言います。目的地周辺を歩いてもそれらしき坂は見当たりませんが、なだらかな坂の途中には「芋坂」と書かれた看板が立っています。

(道マニア・沢村耕太さん)
「ここは、夏目漱石の『吾輩は猫である』に登場する坂道」

かつてあった芋坂を切り拓いて線路を造ったため、現在は坂がなく看板だけが残っています。今はなき昔の坂に思いを馳せながら坂道を巡るのも、沢村さんの楽しみ方だそう。

文学的由緒もあり、趣のある美しい「清水坂」

清水坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

最後に訪れたのは、台東区の「上野駅」。

(道マニア・沢村耕太さん)
「こちらも文学ゆかりの坂。趣があって、静かな癒しの雰囲気がある」

上野動物園の西側を通る動物園通りを道なりに歩いていると、「清水坂」と書かれた看板を発見!ゆるやかな坂道で、「曲線が美しい」と沢村さんは言います。円地文子さんの小説『妖』にも登場しており、ゆるやかなカーブに覆いかぶさるような緑がなんともいえない趣を醸し出しています。

7月4日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

関連リンク

あなたにオススメ

RECOMMENDATION

エンタメ

ENTERTAINMENT

スポーツ

SPORTS

グルメ

GOURMET

生活

LIFE