4車線の道路が突然1車線に!?すれ違いが困難な初見殺しの危険な道とは
ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は珍しい道や変わった標識などを求めて全国を巡る、道マニア歴19年の石井良依さんと、愛知・岐阜にある奇妙な道“奇道(きどう)”を巡ります。
車線があるのに車が通れない!?幅48cmの車道
石井さんと一緒に旅をするのは、一般のご夫妻。
(道マニア・石井良依さん)
「最初に向かう奇道は、愛知で一番驚いたインパクトの強い道路。これまで見てきた道とは次元が違う」
3人は石井さんも唸ったという唯一無二の奇道を目指します。訪れたのは、名古屋市の住宅街。
(道マニア・石井良依さん)
「日本一狭い車線の道路」
住宅街に突如現れたのは、車線が引かれているのに車が通れないほど幅の狭い道。車道の幅を測ってみると、線の内側はなんと48cmという狭さ!その先の路面には、進行方向を表す矢印もしっかり描かれています。
(道マニア・石井良依さん)
「車が通るように線を引いてあるところが、一番変なポイントであり魅力的なポイント」
名古屋市に問い合わせたところ、この道は昭和初期に行われた土地区画整理で誕生したとのこと。当時は車が少なく、人々や荷馬車が通れる一間(いっけん=約1.8m)の幅で道路が造られた名残ということでした。
4車線が突然1車線に…!すれ違いが困難な奇道
続いて訪れたのは、愛知県弥富市。県道108号から弥富市道を進みます。
(道マニア・石井良依さん)
「これから向かう道路は、奇道の中でもトップクラスで危険な道」
辿り着いたのは、突如道幅が狭くなる場所。
(道マニア・石井良依さん)
「4車線の道路が、突然すれ違いのできない1車線道路になる」
片側2車線ずつある計4車線の道路が、突如1車線に変化する初見殺しの奇道に、ご夫妻も驚きを隠せません。
(道マニア・石井良依さん)
「4車線から1車線に狭まるのに、幅員減少の標識も何の予告もなしに突然狭くなる」
危険な道路ゆえに、周囲には車がぶつかった痕跡も。大型車が進入すると、すれ違いは困難。どちらかがバックするなどして、譲り合いによって成り立っています。
(道マニア・石井良依さん)
「この4車線道路の奥に、道が続きそうな土地が伸びている。しかしこの道の続きではなく、別の場所に道路が造られる計画があり、その道が奥に伸びていく計画がある」
新たに造られる道路が完成すると、3人がいる4車線の道路と交わり、正式に4車線同士の交差点になるそうです。
制限高1.4m!?天井が低すぎる高架下の奇道
最後に訪れたのは、岐阜県岐阜市。
(道マニア・石井良依さん)
「こんなところ通れるの!?と思うような、ギャップの大きい道路を見に行きたい」
車が通れるかも怪しい不思議な奇道を目指し、3人はJR高山本線に沿って岐阜市道を新荒田川(しんあらたがわ)方面へ。すると、“高さ制限1.4m”の警告が目を引く、あまりにも低い高架下の道路が突如出現!
(道マニア・石井良依さん)
「道の幅と高さのギャップがすごい」
この道路の天井が極端に低いのには、「付近の川に架かる橋の高さを上げられないからなのでは」と石井さんは考察します。高さ表記には余裕を持たせていることが多いそうで、この道も実際に高さを測ってみると、地面から天井までの高さは約1.7mあります。
思いのほか多くの自転車や自動車がスピードを落とさず行き交うので、3人はヒヤヒヤしながら見守るのでした。
6月13日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より