岐阜から宇宙へ! 高校生初の“人工衛星”が待ち遠しい!『岐阜工業高校』の生徒らの取り組みにマヂラブ、歴史の証人か?
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校に行き、今どきの学校生活を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、岐阜県笠松町にある『岐阜工業高校』の『航空機械工学科』です。岐阜県で唯一、飛行機製造を学べる高校で“人工衛星”を開発中と聞いて、マヂラブがおじゃましました!
岐阜県の工業高校4校で開発中の“人工衛星”
航空エンジニアや整備士などを目指し、日々、設計や加工などを学ぶ生徒たち。その『航空機械工学科』の中でも『航空機械研究部』のメンバーが参加し開発しているのが“人工衛星”です。去年の春に始まった岐阜県内の工業高校4校(岐阜工業・大垣工業・岐南工業・可児工業)が共同で行う人工衛星の開発プロジェクト。宇宙産業の人材育成を目指し、それぞれの学校の得意分野を活かして活動しています。岐阜工業が担当するのは、人工衛星のボディの設計。来年夏の打ち上げを目標に開発を進めています。
ドローン操縦の名手も! 見事なフライトにマヂラブ驚き!
ちなみに航空機械工学科では、ドローンの授業も。人工衛星を作っている研究部の1年生にドローン操縦の凄腕がいるとか。実は、その生徒は岐阜にあるマイクロドローンのレーシングチームの強化指定選手として、大人に混ざって大会に出場するプロのレーサーなのです。ドローン歴は、わずか2年という驚きの習得の早さ。生徒が妙技を披露すると、機体に付いている小型カメラからの映像をゴーグルで見ながら、コントローラーを華麗に操作。最高速度およそ80キロという見事なフライトを見せてくれました。
高校生日本初の“人工衛星”来年夏、宇宙へ!
いよいよ、高校生が作る人工衛星とご対面! 巨大なモノをイメージしていたマヂラブでしたが、幅10センチ×高さ20センチの正四角柱のコンパクトサイズ。これは“キューブサット”といって、大学の研究などに使われる小型の人工衛星と同タイプのもので、実際に国際宇宙ステーションから放出して軌道に乗せるそう。高校生が作るのは、この岐阜のプロジェクトが日本初のこと! 打ち上げるためには、過酷な宇宙空間に耐えられるよう、振動、温度、真空など、様々な試験をクリアする必要があります。テストを重ね、2年間で開発した試作機は7モデル。野田が持たせてもらった最新の試作機は凄く軽く、素材はジュラルミン。つなぎ目のネジを減らすために、1個のジュラルミンの塊を削って枠を作る工夫もしました。野田は部品の取り付けを特別にお手伝いさせてもらいました。 マヂラブ訪問後、最新モデルは完成して、今月10月の最終試験に向け、テストを繰り返しているとか。試験をクリアすればJAXAに納品。来年の夏、高校生初の人工衛星が宇宙へ飛び立ちます!
(CBCテレビ「チャント!」10月9日(月)放送より)