マヂラブ、eスポーツ肯定派の野田と少々疑問派の村上が対決!? 世界4位も輩出! 愛知『犬山南高校』eスポーツ同好会をリポート
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、愛知県犬山市にある『愛知県立犬山南高校』の『eスポーツ同好会』です。ゲームクリエーターでもあり、eスポーツ肯定派の野田と、少々疑問派の村上がおじゃまし、違った目線でリポートしました。
『eスポーツ同好会』の設立は昨年。公立高校では珍しく、現在3年生を含めて14人で活動をしています。活動部屋に専用のパソコンやWi-Fi環境が整っているのはもちろんのこと、校内で唯一、スマホの使用が許されている場所です。
生徒に「すごい人は?」と尋ねると、「松山先輩。元プロで活躍されています」との返答が。
マヂラブの二人は疑問を抱きつつ本人に話を聞くと、「オンラインマッチで会った人がプロチームのコーチで、スカウトされた」そうで、その韓国チームに所属し、今年、自身最高の世界4位を獲得。現在はチームを離れたため、「元プロ」というわけなのです。
そんな偉業を知った校長の一声から始まったのがこの同好会で、松山くんがここで活動する理由が村上の質問から見えてきました。「お父さん、お母さんから怒られない?」と尋ねると、「まだ、その概念が日本にはあるため、それを壊したい。そのためには、“学校”というみんなが知っている場でやることで、みんなに知ってもらって応援してもらいたい」と語ります。
かたや、ゲームクリエーター野田は、この世界ランカーの松山くんからスゴ技を伝授してもらうことに。プレイ経験がある、eスポーツの定番のバトルロイヤルシューティングゲーム【APEX】で、「レレレ撃ち」という相手の弾を左右に避けながら銃を撃つテクニックと、「タップストレイフ」という空中で鋭く方向転換する移動テクニックを教わりました。どちらも野田はなかなかうまくできませんが、生徒をもう一人加えて、松山くんと3人でチームを組み、オンライン対戦に参加。20組、総勢60人で競い、1組の勝者が決まります。1位を目指して、いざ対戦!なんとか中盤までは持ちこたえましたが、助っ人の生徒と野田が撃たれてダウン。その後は不利な状況の中、松山くんが一人で戦い続けます。しかし、多勢に無勢。次第に劣勢になっていき、ゲームオーバー。
結果は…、世界でプレイした20組中、堂々の2位! ほぼ松山くんのおかげです。野田は、松山くんの最後まで諦めない戦い方を見て、ゲームが分かる人なら「かっこ良すぎて惚れてると思う」と称賛しました。
日々熱心に活動する『eスポーツ同好会』のメンバー。しかし、彼らの悩みは大人の理解が得られないこと。「ゲームを本気でやろうと親に相談した時、ものすごく反対された。仕事にしている人もいる中で、ゲームはただの遊びと決めつけるのは良くないと思う」と、ある生徒。
それを受け、「ゲームは遊びでもある…とはいえ、それを本気でやったら、また別の何かになる。そういう世界もあることを親御さんに理解してもらえれば」と、生徒の思いをくんだ意見を語った野田。とはいえ、「学校の中でゲームをやる背徳感がまだあって、ゾクゾクしました」と、そんな本音も出た今回の訪問でした。