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マヂラブも“人に優しいものづくり”を体験! 三重県『伊賀白鳳高校』の建築・インテリアコースで家具作りの繊細さに触れる

マヂラブも“人に優しいものづくり”を体験! 三重県『伊賀白鳳高校』の建築・インテリアコースで家具作りの繊細さに触れる

『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。 今回は、“忍者の里”や“松尾芭蕉の生誕地”で知られる、三重県伊賀市の『三重県立伊賀白鳳高校』です。

CBCテレビ『チャント!』マヂ学校に向かいます

教頭先生から、「本校は農業や看護など7学科あり、どれも自慢できますが、“建築・インテリアコース”では、木材加工の知識や技術を身に付けて家具を手作りしています。画になるシーンを提供できると思います」といった、映像の撮れ高も気にしてくれる有難いメールをいただき、マヂラブが向かいました。

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2009年、伊賀市内の工業高校や商業高校などが合併して新たに開校した『伊賀白鳳高校』。それぞれの専門学科では、各分野のプロを目指し日々学んでいます。メールにあった『建築・インテリアコース』の2年生の実習室におじゃますると、生徒の皆さんは家具作りに集中している様子。家具のほか、建築に関する知識や技術、アスファルト舗装についても学ぶ、このコース。作品を製作する時、テーマとしているのは『人に優しいものづくり』です。生徒に聞くと、例えば「使う人がケガをしないように角を丸くしたり、ペーパーがけをして、ザラザラな面をツルツルに処理したりすること」だとか。製作中の木製のキッズチェアを見せてもらうと、確かに様々な角が丸くなっていて、手触りも優しい感触です。

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実は、生徒たちが授業で作った家具は、毎年3月に一般販売。完売するくらい大好評だとか。デスクやイス、タンス、ハンガーラックなど、材料費分の価格のためお値打ち! 生徒は「買っていただいた時に、作ってよかったなという達成感がある」と語ります。また、生徒たちが作った人に優しい家具は、売る以外に地元の保育園でも使われています。子どもたちのために、ブロックなどが収納できる便利な机を製作。「誰かの役に立てればいいな」と協力し合いながら作っているそうです。

CBCテレビ『チャント!』マヂ学校に向かいます

生徒の皆さんに『建築・インテリアコース』を選んだ理由を聞いてみると、建築物が好きで、構造や材料が気になり学ぶきっかけになったという生徒がいて、将来、希望する職業を尋ねると「ユーチューバー」という意外な答えが。

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また、曽祖父が大工で、5歳の頃から物を作ることに興味があり、このコースを選んだという生徒は、部活動も『工芸部』に所属して、アート作品を製作。見せてもらったのは『生きている化石』とタイトルが付けられた木彫りのアンモナイトで、チェーンソーとノミで仕上げたとか。文化部のインターハイ『全国高等学校総合文化祭』の三重県予選で最優秀賞を受賞し、来年の『高文祭』の出品も決まっている作品です。

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様々な技術を学んでいる彼らから、マヂラブも『人に優しいものづくり』を教えてもらうことに。まずは“面取り加工”です。前出の「角を丸くすること」で、ベルトサンダーという機械で削っていきます。機械といっても、削る木を動かすのは人の手。やり方を見せてくれた生徒の削った面を見せてもらうと滑らか。野田と村上がそれぞれ削ってみますが、角張ってしまい美しい曲面ができません。木工加工はミリ単位以下の作業。カンナがけでも、その難しさを実感しました。

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改めて将来の夢を聞くと、宮大工の祖父に憧れ、建築士を目指している生徒や、日本を代表する建築家の安藤忠雄さんのようになりたいと語る生徒も。高校生なのに、既に職人のような技術を持つ生徒たちと出会い、夢を越え現実に向って歩んでいると感じたマヂラブの二人なのでした。

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