便秘の原因はねじれ腸!?腸内環境の乱れは万病の元

2020年2月9日(日)放送 【第392回】
便秘の原因はねじれ腸!?腸内環境の乱れは万病の元

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:西野未姫
ゲンキリサーチャー:なすなかにし
生活習慣病・免疫力低下・肥満・肌荒れ…実は、これらの原因は腸にあるかもしれません。
腸の健康は、長寿への近道!今回は、腸の健康法をご紹介します。

腸内環境の乱れは万病の元

腸内に生息する細菌の集まりを「腸内フローラ」といいます。その細菌は大きく分けると、身体に良い「善玉菌」と悪い働きをする「悪玉菌」の2つ。これらのバランスが崩れて悪玉菌が増えると、有害物質を作り出し免疫力の低下や肥満、生活習慣病など、全身の不調につながる恐れがあります。つまり、腸内環境を整える事がこれらの病気を遠ざけ、長寿への近道となるのです。

<腸内環境セルフチェック>
下記の項目に2つ以上当てはまったら、腸内環境が乱れている可能性があります。
□お腹が張る
□おならが臭い
□便が少しずつ複数回出る
□便が緩い

~腸内環境を乱す「便秘」にも注意~
腸内環境を乱す原因の1つが「便秘」。腸に溜まった便が原因で悪玉菌が増えてしまいます。

腸内環境改善にオススメの野菜「ヤーコン」

ヤーコンとは、キク科の根菜でミネラルやポリフェノールが豊富。健康食として近年注目されている野菜です。

・「便秘改善」
ヤーコンには、便のかさを増す「不溶性食物繊維」と便を柔らかくする「水溶性食物繊維」が理想的な割合で含まれており、便秘改善につながります。また、便の緩さの改善にも効果が期待できます。

・「善玉菌を増やす」
ヤーコンに含まれる「オリゴ糖」は、善玉菌の代表格「ビフィズス菌」のエサとなり、その数を増やす働きがあります。ビフィズス菌は、長寿菌とも呼ばれており、悪玉菌の抑制や腸に良い働きをしてくれます。

・「ゴボウ」もオススメ
同じキク科のゴボウは、ヤーコンと同様に不溶性と水溶性の食物繊維がバランス良く含まれており、オリゴ糖も含まれています。

便秘の原因!「腸のねじれ」

日本人のおよそ8割は、生まれつき腸の形が不安定でねじれやすくなっています。これを「ねじれ腸」といい、腸がねじれていると便が詰まりやすくなります。

<自宅でできる“ねじれ腸”改善法!「腸ほどきマッサージ」>
▼上半身を左右に20回ひねる
<ポイント>腕の力を抜いて行いましょう。
▼両膝を立てて仰向けになる
▼恥骨からおへそに向けて下から上へ持ち上げるイメージで下腹部を1分間押す
<ポイント>お腹が少しへこむ程度の強さで押してください。
▼上記を朝晩1回ずつ行う
ねじれている箇所に刺激を与える事で、腸のねじれが緩み、便が出やすくなります。

腸内環境改善にオススメの食べ物「発酵食品」

発酵食品とは、乳酸菌などの微生物の力で発酵させた食品の事を言います。その細菌は、大きく分けて2つ。乳酸菌など腸で「善玉菌として働く」ものと、納豆菌など「善玉菌のエサ」となるもの。そのため、1つだけでなく、さまざまな種類の発酵食品を食べる事が腸内環境を整えて長生きにつながります。

<発酵食品の賢い摂り方>
・ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は酸素に弱いため、開封後すぐに食べ切れるサイズがオススメです。(※製品により異なります)
・納豆
納豆はひきわりがオススメ。表面積が大きいので、大粒の物に比べて納豆菌が多く付着しています。

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