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ドラゴンズ中田翔と平田良介氏のスペシャル対談!竜の主砲が激白した意外な胸中とは?

ドラゴンズ中田翔と平田良介氏のスペシャル対談!竜の主砲が激白した意外な胸中とは?
「サンデードラゴンズ」より中田翔選手(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

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4月は5割キープで終了

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手と平田良介氏(C)CBCテレビ

4月9日に約8年ぶりとなる単独首位に立ったもののいつの間にやら最下位まで転落したドラゴンズ。いやあ、私たちファンも完全に浮足立ってしまいました!とはいえ、4月終了時点の1か月を勝率5割で締めくくったわけで、まだまだ110試合以上も残っている現在、勝った負けた、首位最下位と騒いでいる時ではありません。10月に立浪監督、そして選手含めてドラゴンズ関係者が皆、最高の笑顔を見せてくれることを祈って、一試合一試合応援していきましょう!今年のドラゴンズはやってくれると信じて!

さて、今週のサンドラはシン・ドラゴンズの4番としてチームをけん引している中田翔選手と、高校時代の先輩であり同じ背番号6番を背負った平田良介さんとのスペシャル対談。ドラゴンズブルーのユニホームに袖を通して、今何を思い、何を感じているのか?平田さん曰く、犬に例えると笑った顔は豆柴で中身はチームメイトを守る土佐犬だという中田選手の本音に迫る!

不満を抱く“打点の少なさ”

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手(C)CBCテレビ

“サンドラって、なんすか?”
“サンデードラゴンズや”
“へぇ~”

冒頭から漫才コンビのような会話で始まったスペシャル対談。まずは4月の自己評価について尋ねてみた。

中田選手「あまり良くはないですね。ヒットはちょこちょこ出ているんですけど、最近アウトのなり方も(ボールをしっかり)捉えて紙一重だなというアウトが少ない。ホームランが少ないことよりもそっちの方が気になっていますね」

アウトのなり方に不満気味の中田選手。そこに平田さんがチームの主砲としてのバロメーターでもある打点について本音を探った。

平田氏「(取材日は4月29日)今、20何試合で打点10やんか。この数字はどうなん?」

中田選手「ホームラン2本より打点10のほうが少ないです」

苦虫を嚙みつぶしたような顔で返答した中田選手。毎年、目標を最低100打点と決めて打席に立っているだけに、どうも現状の数字には不満を持っているようだ。

中田選手「特に焦りはないですけど、打点少ねぇなと思いますね。最近ランナーがいてもプレッシャーかかる場面が多いですよね。ツーアウトランナー3塁とか。絶対アカンというか。犠牲フライで逃げられないじゃないですか」

ワンアウトであれば犠牲フライでも1点が取れるという“心の余裕”が持てる。当然ながらツーアウトであればヒットしか点は取れない。チームの主砲を担うプレッシャーはかなりのものなのだろう。

中田選手「絶対打たなあかん。ヒット打たな点入らへんみたいな」

ファイターズ時代、シーズン100打点以上を5度記録、うち3回は打点王。無類の勝負強さを誇るスラッガーが意外な心境を明かした。

心のリフレッシュ

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手と平田良介氏(C)CBCテレビ

それでもプロ17年目、35歳を迎えた今年はほぼ全試合で4番に座り続け、チーム2位となる14打点を稼いでいる(5月4日時点)。

そんなチームに欠かせない主砲だけに、首脳陣からの手厚い配慮が見て取れる。試合途中の交代しかり、時としてスターティングメンバーから名前が消えることにどう思っているのか、平田さんは内角をえぐるストレートのような質問をぶつけた。

平田氏「試合に出てない時もあるやんか。あれは翔的には要るの?」

中田選手「正直1~3試合休んでも変わらないっちゃ変わらないですけど。でも気持ちの面で…」

ナイーブな質問だったのか、中田選手の身体の変化を見つけた平田さん。中田選手の首あたりを指さし、“なんでこの話したら、サブイボ出てきてんの?”と大笑い。

中田選手「言葉選ばなかったら放送できなくなるっすよ!」

発した言葉によっては受け捉えるのもまちまちなケースが出てくるだけに、思わず身体に反応を表わした中田選手。強面からは想像できない意外なほどの神経質であるのは察しがつく。

中田選手「休みは気持ちのリフレッシュになりますね。1年間戦っていく中では大きいと思いますけど」

1日休んだぐらいでは身体は超回復しない。ただ精神的なプレッシャーからは解放される。この“心の休養”は4番の看板を背負う主砲にはありがたい配慮として捉えているに違いない。

最後の最後にまくる

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手(C)CBCテレビ

指揮官が見据える先は、1年間中田選手を完走させてのリーグ制覇であり、日本プロ野球の頂に登り詰めること。チームの命運を託された男の真の勝負勘が冴え渡る瞬間はまだまだ先だ。首位から転落しても中田選手は何一つ動じる気配はない。

平田氏「貯金が崩れてきている段階でチームの雰囲気はどう?」

中田選手「今の時期、順位は別に気にしていないというか、首位も4位も変わんないっすよ。今ずっとこの位置(5割キープ)にいれば、最後の最後にまくれると思うんで。20何試合で順位を気にしていたら1年間野球やってられないっすよ!」

チームにとっては落合博満さん以来となる、見ていて頼もしく思える4番であり和製大砲。ここ一番の場面でいかにチームへ貢献する一打が放てるか、中田選手はファンの期待に応えようと今日もバットを握りしめて打席へと向かう。これからも大将の躍動する姿をしかと見届けようじゃないか!

打て打て!中田翔!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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