ドラゴンズの頼れる安打製造機・大島洋平が選手やファン、カープ栗林良吏からの質問に真剣回答!
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
天才的なバットコントロールで、安定した数字を残し続ける大島洋平選手。安打製造機の特等席である1番だけではなく、チームの得点力不足の煽りを受け3番打者としてもチームを支えてきた。しかし、ベテランの立場もあり自身の成績だけでなく、ドラゴンズというチーム自体を引き上げる使命も課されている。そんな大島選手にチームメイトやファンからの様々な角度の質問で迫っていく特集を振り返ります。
ー今シーズンの自己評価は何点?
大島: まぁ、70点くらいじゃないですか?自分のキャリアハイの数字残せてないですし、本当に最低限の数字というくらいです。(キャリアハイを越えていくために今してることは?)もちろん、この時期が一番大事なので今しっかり準備しているところですね。
ー長年安定して活躍できる秘訣は?
大島: ないです!笑 僕も試行錯誤して毎年やってますし、これが正解というものがないのでやりながら良かった・失敗したを繰り返して今がある感じですね。
ー吉見一起氏からの質問
今シーズンは3番を打つことが多かったですが、自分の中で一番適任だと思う打順は何番ですか?
大島: 1番を一番打ちたいですけど、自分が2番を打つようになったら繋がるかなと思いますね。どっちかというと僕が繋ぐ感じじゃないですか。なので1人ランナーを置いた状態で、クリーンナップに繋いであげられれば点が入るかなと思いますね。
ー食事で気をつけていることは?
大島: あんまり気にしていないんですけど、なるべくバランスよく食べるということと、食べる量は気にしてますね。結構しっかり食べます。(シーズン中タコを食べないって聞いたことあるんですが?)いや、違うんですよ。タコを食べてタコらないようにするということです笑
ー祖父江大輔投手からの質問
いつ250盗塁を達成するんですか?早く達成してください!
大島: あと1個なんですけど、(残りの試合で)バンテリンドームがなかったんですよ。それでもういいやって正直思ってました。(できれば地元で決めたい?)はい。
ー盗塁をしにくいキャッチャーはいますか?
大島: 小林誠司(ジャイアンツ)とか肩が強くて走りにくいんですけど、あんまり出てないんで阪神の梅野。盗塁刺すことに命掛けてるというか、一塁に出たらすごい目が合うんですよ。やっぱりちょっと走りづらいなというのはありますね。
ー走りにくいピッチャーは?
大島: 阪神の西。牽制が上手いし、呼吸がちょっと合わないんですよね。独特な感じなんで。
ー守っていて打球がすごいなと思う打者は?
大島: やっぱり、ソフトバンクの柳田選手ですかね。今年じゃないんですけど、打った時に打球が落ちてこないです。バンテリンドームだったら大体フェンスの手前で落ちてくるんですけど、そのまま上までいきました。
ー外野フライを上手に取るコツは?
大島: 一番は練習することなんですけど、自分の視界の前の範囲にボールを置いてあげる。
ー高橋周平選手からの質問
なぜそんなに頑固なんですか?こうと決めたら絶対に曲げない頑固さがすごいと思うので。
大島: わかりません笑 いろいろ教えてもらって、やるんですよちゃんと。やって、自分で噛み砕いてやろうとしてるんですけど、頑固な風に見えてるんですかね?周平も結構頑固っすよ。
ー自分に甘くなってしまうことがあるか?
大島: 甘すぎですね、多分。やっぱり、トレーニングきついっすもん。やらされながらやってます。
ーカープ栗林良吏投手からの質問
中日ドラゴンズで、一番いいピッチャーは誰ですか?
大島: 一番というと難しいですね。パワーで言ったら大野雄大だと思うんですけど、技で言ったら柳。
ー柳裕也投手からの質問
中日ドラゴンズの柳と対戦したら10打数何安打ですか?頑張って半分は抑えたいですね。全部当てられるイメージがあるので、逆にど真ん中かな?そんな甘くないですね。教えてください。
大島: いやあまあ3本か4本打ちたいですけど、「5打席抑えたらいいです」って言ってたけどそれだと5割打たれますからね笑(仮に柳と対戦するときにどんなこと考えながら打席に入りますか?)まずはタイミングでしょうね。投げる間がやっぱり違うんで、後は投げるコースを大体間違わないピッチャーなんでコースだけ絞っていきます。
ー 休みの日何をして過ごしていますか
大島: トレーニングです。今年はシーズン中はほとんど家族サービスはなかったですね。
ー木下拓哉捕手からの質問
打席で基本初球振らないと思うんですけどたまに初球振るんですけどそれはいつ決めているんですか?教えてください。
大島: 結構迷っているんですよ、振ろうか振らまいか。本当に構える時まで迷っています。(バットを握って構えた瞬間に)あっ、行こ!って思います。(初球降らないのはポリシー?)ポリシーじゃないんですけど半々って言うか根拠がないのに振りにいくのはあまり好きじゃないですね。
ー追い込まれてからの打撃で心がけていることは?
大島: まずはボール球を振らないということと、際どいところをバットに当てようという感じですね。
ー野球選手にならなかったら何になっていたと思いますか?
大島: 本当に僕何もないんですよね、野球なかったら。違うスポーツやってたかもしれない。(たとえばどんなスポーツ?)サッカー。
ー岡林勇希選手からの質問
143試合出るためのコツと言うかトレーニングの仕方を教えて欲しいです。
大島: まずは試合に出ることですね。力加減するのではなく試合に全力で出続けること 。
ー小笠原慎之介投手からの質問
どうしたらそんなに簡単にバットに当てることができるんでしょうか僕ももう少し当てられるようになったら率も上がるので教えてください
大島: 当たっちゃうんですよね。(それが)良いときもあれば悪いときもありますね。まずはしっかり自分のスイングをすることですね。
ー守っていて面白かったヤジは?
大島: 阪神ファンの人がすごい面白いんですよね。すごい打っているときは、「大島くん!勘弁してくれよ〜」みたいな。そして打てなかったときは「ありがとう!」って言われますから笑
ー優勝するためには何が必要?
大島: レギュラーで出るような選手があと3、4人は必要。その人たちがキャリアハイするような活躍が必要。
プライベートなことから、プレーの細かな意図まで変わらぬ自然体のスタイルで答えてくれた大島選手の来シーズンの公約は…
『首位打者』でご褒美『家にティーネット』
『ホームラン0本』で罰ゲーム。
家でティーバッティングができないのでやれるようにとの希望。『自分に甘くなってしまうこともある』という、一般人でも共感してしまうような素の部分もありながらも生活の中にトレーニングが入り込んでいるという大島選手らしい願いに感心してしまう。オフには、根尾昂選手や、高橋周平選手を引き連れて厳しい自主トレも待っている。信頼できるベテランの更なるパワーアップとともに、チームもひとまわり以上大きく強くなることを期待したい!
澤村桃