“セカンド挑戦”、“鈴木誠也とのエピソード”― 立浪チルドレン・岡林勇希が竜党の質問に全力回答
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
12月5日の放送でスタジオに生出演したのは、若竜期待の筆頭・岡林勇希選手。2019年にドラフト5位でドラゴンズに入団すると、ルーキーイヤーから一軍デビューをはたしウエスタン・リーグの優秀選手賞も獲得。2年目の春季キャンプを一軍でスタートさせ、臨時コーチを務めていた立浪和義現監督から熱心な指導を受けた。打撃技術を磨いて開幕一軍の切符をつかんだのだが、主に代走の起用にとどまり4月12日に一軍登録抹消。それでも二軍降格から1か月の打率は3割4分のハイアベレージを残し、走塁面ではシーズンを通してチームトップの17盗塁を記録した。終盤の9月28日に一軍昇格をはたすと、翌日の今季初スタメンではプロ初打点と初長打となる二塁打を記録。守備でも好守で勝利に貢献してお立ち台に上がった。
10月にはプロ初を含む2度の猛打賞と初盗塁を記録してファームで磨いてきた成果を存分に発揮。来季はさらなる出場機会を求めて秋季キャンプでは内野の守備に挑戦した。立浪監督は「春先に見た時よりもずいぶん成長していると感じた。もっと強くボールをとらえることができるようになれば、当てるのはうまいので非常に面白い存在」と大きな期待を寄せている。
サンドラがアンケートを実施した『ファンが選ぶ来季期待する野手』のランキングで4位の票を集めた岡林選手。今回の放送で視聴者から寄せられた多くの質問に答えた岡林選手の生の声をあますことなく紹介したい。
今季の自己評価は何点?
岡林選手:50点ですね。前半は何もできなかったので。終盤に一軍に上がって結果を少し残すことができた。前半に何もできなかったことが減点かなと思います
負けたくない選手は?
岡林選手:同期でもあり、同級生でもある石川昂弥には負けたくないですね。ずっと負けたくないと言い続けていましたし、意地でも負けたくないですね
石川昂弥選手を「馬鹿にする」と言っていたが・・・
―この質問の詳しい概要はサンドラで7月に放送された岡林選手のコメントにある。「甲子園に出ていないだけで(石川昂弥は)バカにしてくるので、プロの世界でバカにしてやろうかなと思います」と岡林選手が発言したことを受けての質問
岡林選手:バカにできなかったですね(笑)。同級生なんですけど、ちょっと怖いので。頭が上がらなかったです
セカンドを守ってみてどう?
岡林選手:外野から内野を見ていて、走る距離とかを考えると外野のほうがキツいのかなと思っていたんですけど、外野以上に内野は足腰がキツかった。相当キツいキャンプになりました。(セカンド守備の習熟度を100点満点で表すと)10、20点ぐらい。本当に基礎、ゴロを捕る形がやっとできるようになってきたという段階なので。まだまだやることはたくさんありますね
―いろいろな先輩のグローブを試したとか?
岡林選手:はい。初めは高松さんの(グローブ)を使って、次は京田さんのを。立浪さんからいただいたグローブも使ったのですがちょっと大きかったので、今は根尾さんのトレーニンググローブを使わせてもらっています
好きな女性芸能人&結婚はいつ頃したい?
岡林選手:好きなタイプは笑顔が絶えない人ですかね。芸能人で挙げるのは難しい質問ですけど、みなさん可愛らしくて綺麗なので・・・(笑)。結婚はまだ考えてないですけど、20代ぐらいでしたいなと思います
バッティングで変えたところはどこ?
岡林選手:はじめに構える位置なんですけど。バットを寝かしてヘッドが(背中側に)入らないように、バットのヘッドを審判に向けるようなバッティングスタイルに変えましたね
立浪監督と話した事は?
岡林選手:バッティングのことをよく言われます。春のキャンプで教わったことを繰り返し言われてしまうこともあったんですけど、褒めてもらったこともありました。(話すことは)野球のことが多いですね
―立浪監督に代わってチームが変わったと感じることは?
岡林選手:明るく野球ができているかなと思います。(厳しさは)練習を見ていただければ分かると思いますが厳しいところは厳しいですし、でも野球から離れれば明るいのでメリハリがあります
休日は何をして過ごす?
岡林選手:僕はあまり外に出ないのでドラマを観ることが趣味。この前の休みも9本ぐらいドラマを観ていました。お気に入りというよりは、今やっているドラマは全部観ています。『最愛』も観てます
鈴木誠也選手とは話せた?
―今年10月7日にバンテリンドームで行なわれたカープ戦。鈴木誠也選手が岡林選手の背番号「60」をライトの守備位置に書くという出来事があったことを受けての質問
岡林選手:(「60」の番号が書かれていることを初めて見たときの感想は)なにか白いものがあるなと思って見たら「60」と書いてあって、ちょっと嬉しかったですね。その後、鈴木誠也選手とは話せなかったんですけど、次に会う機会があれば話してみたいなと思います。メッセージの意図は分からなかったです
落ち込んだ時、立ち直るためにする事は?
岡林選手:寝ることじゃないですかね。寝て、忘れて、次の日にはリセットしていますね
チームメイトからは何と呼ばれている?
岡林選手:“バヤシ”であったりとか、最近出てきた“サルバヤシ”ってのが浸透してきていますね
来シーズンの登場曲は?
岡林選手:コブクロの『DOOR』という曲ですね。歌詩の中にあった“自問自答”という言葉が自分に合うかなと思いました
年俸がアップしてご褒美で買ったものは?
岡林選手:時計を買いました。30万円ぐらいのものです
今年を漢字一文字で表すと?
岡林選手:『学』。ことし一年は経験、学ぶことが多かった。体力面を含めた課題もみつかって、学ぶことが多い一年だったと思います
サンドラと来シーズンの公約
サンデードラゴンズと岡林選手の間で公約が締結された。岡林選手が「出場100試合以上」を達成した場合、サンドラから岡林選手へ「超特大ビーズクッション」を贈呈。ただし、岡林選手が「出場99試合以下」の場合は罰ゲームを受けるという契約内容。達成条件を100試合以上とし、罰ゲームの設定を99試合以下とした理由を次のように明かした。
岡林選手:(100試合場とした理由は)来年の本当の目標は143試合なんですけど、まずは100試合を目標に。罰ゲームを99試合以下にしたのは、ご褒美か罰かという2択かなと思いました
―ご褒美に「超特大ビーズクッション」を選んだ理由は?
岡林選手:高松さんと郡司さんの引越しの手伝いをしていた時にみなさん持っていたので、自分も欲しいなと(笑)
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「鈴木誠也選手のメッセージの意図を知りたい!!」
今週のサンドラを観た感想・・・。ドラゴンズの2021年シーズンを振り返ったときに来シーズンの希望として挙げられるのは、やっぱり岡林選手の存在でしょう。一軍昇格がシーズン終盤とはなったものの、バッティングも、走塁も、守備も来季の一軍の戦力として大いに期待させてくれるプレーを見せてくれました。立浪監督が“空いているポジション”と話しているレフトとライト、セカンドのどこかで岡林選手が立浪ドラゴンズの目玉の一人として活躍してくれるでしょう。
そして、気になるのは鈴木誠也選手がバンテリンドームのライトのフィールドに書いた「60」に込められたメッセージの意図。鈴木誠也選手が岡林選手の飛躍を願って激励を送ったものなのか、それともすでに飛躍を確信した暗示なのか―。その意図をサンドラのスペシャル企画「メジャーリーガー鈴木誠也×ドラゴンズ岡林勇希のスペシャル対談」で明かしてほしい! 来シーズンにおける岡林選手の大活躍は決定事項。来年オフの放送を楽しみにしています!!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年のアラフォー竜党)