「赤から鍋」には甘さをプラスするあの調味料が入っていた!?クセになるうま辛スープの原材料を一部初公開!東海3県「好きなご当地鍋ランキング」を発表!
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は「東海3県ご当地鍋ランキング」。愛知・岐阜・三重で319人に「好きなご当地鍋」を調査!県ごとの人気ランキングを紹介します。
岐阜ではくさみの強いイノシシ肉がおいしく味わえる!
「岐阜の好きなご当地鍋ランキング」第3位は「すったて鍋」。「すったて」の語源は「すりたて」。大豆を煮てすりつぶしたもので、昔はそのまま味噌汁に入れていたそうです。大根、ごぼう、人参を味噌汁でさっと炊き、すったてを入れ、最後に地元名産の飛騨牛とキクラゲを投入します。
「岐阜の好きなご当地鍋ランキング」第2位は「各務原キムチ鍋」。各務原市の名物「各務原キムチ」をたっぷり使った鍋です。名物を作りたいという町おこしから生まれました。シメは、キムチチャーハンが人気です。
「岐阜の好きなご当地鍋ランキング」第1位は「ぼたん鍋」。希少なイノシシ肉は脂身と赤身がくっきりと分かれ、盛り付けた皿がぼたんの花に見えることから、この名前になりました。
かつては、主に岐阜県山間部で秋冬の時期しか食べられませんでしたが、岐阜市の「おせん」では年中提供しています。おせんのぼたん鍋は、イノシシの脂とニンニクをたっぷりと入れ、自家製味噌で仕上げた特製のスープで、くさみの強いイノシシ肉をおいしく味わえます。
三重では老舗「和田金」が作るうまみたっぷりの鍋が人気
「三重の好きなご当地鍋ランキング」第3位は「僧兵鍋」。イノシシ肉、シカ肉、カモ肉などに、きのこ、根菜類など体が温まる食材を入れています。三重・湯の山温泉にある三嶽寺(さんがくじ)で、僧侶が戦の際にスタミナ源として食べた僧兵汁がベースとのこと。
「三重の好きなご当地鍋ランキング」第2位は「はまぐり鍋」。桑名市の名物であるはまぐりをしゃぶしゃぶで食べる鍋です。うまみが強く、ダシとしても最高とのこと。
「三重の好きなご当地鍋ランキング」第1位は「松阪牛 すき焼き」。一番人気の店は、創業147年の老舗「和田金」。自社牧場で丁寧に育てた松阪牛を提供する名店です。砂糖、たまり醤油、昆布だしを入れる関西風で、肉を焼くことにより、うまみを十分に閉じ込めて味わえます。
愛知はご当地鍋激戦区!シメまで楽しみ方が豊富!
ご当地鍋激戦区である愛知県のベスト5を紹介。「愛知の好きなご当地鍋ランキング」第5位は「ひきずり鍋」。鶏肉を使ったすき焼きで、甘辛いつゆで煮た鶏肉に卵をたっぷりつけていただきます。名前の由来は、肉を焼く時に鍋の底を“ひきずる”からとのこと。
「愛知の好きなご当地鍋ランキング」第4位は「味噌鍋」。八丁味噌を使った味噌鍋は、うまみと甘みがあって食べやすいのが特徴。名古屋コーチンのもも肉に白菜、豆腐、ネギなどの野菜。シメは、味噌きしめんが人気です。
「愛知の好きなご当地鍋ランキング」第3位は「名古屋コーチン水炊き」。高級ブランド鶏・名古屋コーチンの素材の味を楽しめる水炊きです。シメは、雑炊やきしめんが人気です。
やわらくてとろけるような肉のトリコ!木曽路のキーマンに密着
「愛知の好きなご当地鍋ランキング」第2位は「木曽路 しゃぶしゃぶ」。創業58年、名古屋発祥の木曽路。愛知に27店舗、全国には126店舗(※2025年1月時点)を展開するしゃぶしゃぶの名店です。名古屋市昭和区の八事店は、休日には約140席が満席になるほどの人気ぶり。
最大の魅力は、やわらかくてとろけるような肉。そのキーマンが、15歳から料亭で修業重ね、木曽路で約40年肉の目利きを行う、商品開発部長の稲垣信一さんです。
木曽路の肉は、名古屋を代表する老舗精肉店「スギモト」から仕入れています。しかし、稲垣さんが向かったのはスギモト本社ではなく、全国から食肉が集まりセリが行われる名古屋市中央卸売市場。そこには、スギモトの冷蔵庫があります。肉の品質を見極めるため、部位ごとに分解前の状態を1頭1頭、厳しくチェック。最高グレードのA5等級でも、霜降りが粗い(縦に長い)と、食べた時にザラつきやかたさを感じるそう。
木曽路のもう一つの魅力が、オリジナルの特製タレ。番組は、濃厚なゴマダレの秘密を探るため愛知・大府市の「木曽路 名古屋工場」へ潜入。ゴマダレの秘密の一つは「クルミ」。大量のゴマにクルミを加え、ミキサーでペースト状に。さらに、素材のうまみを引き出すために、専用の冷蔵庫で3日間熟成します。
そして、最大の秘密は“加熱しないこと”。加熱すると味が変わってしまい、木曽路特有のコクやマイルドさが出ないのだとか。加熱していないため、賞味期限は製造から5日後まで。ゴマダレは冷蔵で店舗へ運び、鮮度のいい状態で提供します。
愛知自慢の辛い鍋!クセになるうま辛スープの秘密に迫る!
「愛知の好きなご当地鍋ランキング」第1位は「赤から鍋」。20年前に名古屋で誕生し、今では愛知に20店舗、全国に約140店舗を展開する鍋チェーン。名古屋市中区の栄店は、平日でも1階から3階までの100席が満席になるほどの人気ぶり。お客さんは6割以上が女性です。
通常の具材は、国産牛ホルモン、豚バラ、つくね、油揚げ、豆腐、野菜など9種類。好みの辛さを11段階から選ぶことができます。
最大の特徴は、クセになるうま辛いスープ!栄店・店長の藤崎さんによると、スープの中にはブレンド味噌と唐辛子、いろいろなスパイスが入っているとのこと。番組は、赤からを運営する愛知・豊橋市の「甲羅本社」を訪れ、レシピを知る副社長・菊地宏さんを直撃しました。
企業秘密のため、スープの製造工程は取材NG。しかし、これまで公開したことがないという重要なスープの原材料を4つ見せてもらえることに。
味噌は3種類をブレンド。火を入れるとコクが出る「赤味噌」、甘さを際立たせる「白味噌」、鍋に合う「ヤンニンジャン(韓国辛味噌)」が入っています。菊地さんによると、味噌は合わせるほど、より味に深みが出てくるそう。さらに、うま辛いスープ最大の秘密は「ハチミツ」。おいしい甘さがないと、尾を引く辛さにならないそう。
トッピングの豊富さも魅力の一つ。海老水餃子、セセリなど10種類以上の追加トッピングがスタンバイしています。シメは、ラーメンやきしめんなど全部で4種類。一番人気はチーズリゾットです。
CBCテレビ『デララバ』2025年1月15日放送より