元CAのアナウンサーがPR!北陸の織物の技術でマスクを製造
コロナ禍が続き、楽しみにしていた夏祭りやイベントも中止。浴衣を着る機会も少ない夏です。今回は福井県から、浴衣の帯を作る会社の新しいチャレンジを紹介します。
CBCテレビ『ゴゴスマ』の「列島生報告 今日はダレなんサー」。全国の名物アナウンサーがご当地の魅力を生中継で紹介するコーナーです。この日は福井県からMRO北陸放送の入江美寿々(みすず)アナが出演しました。元国際線のキャビンアテンダントという珍しい経歴の入江アナは、番組MCの石井亮次アナが呼び掛けると軽やかな音楽の中、浴衣姿で登場。「当機はまもなく離陸いたします。シートベルトは腰の位置でしっかりお締めいただきますよう、お願いいたします」とキャビンアテンダント風の話し方でスタートします。「アテンションプリーズ、本日はMRO国内線ゴーゴースマイル号にご搭乗いただき、誠にありがとうございます。本日の機長は石井亮次、私は中継を担当します入江美寿々です」とあいさつすると「私が機長!ありがとうございます。やっぱり上手ですね!」と石井アナも相好を崩します。
飛行機に乗った気分で楽しむ今日の中継は丸岡町から。入江アナが「左手をご覧ください」と指し示すと、壁の棚一面に浴衣の帯の反物がズラリと並んでいます。黄色、桃色、赤色などいろいろな色、さまざまな柄が壮観です。丸岡町は織物業がさかんな町。この日訪れた「小杉織物」は、浴衣の帯の生産シェアが全国No.1です。「でも、今日の主役は帯ではありません」と入江アナ。いったい何をリポートしてくれるのでしょうか?
コロナ禍により、全国のお祭りや花火大会などの中止が相次ぐ中、帯の受注は激減しています。入江アナはフリップを取り出し、「小杉織物が浴衣の帯を織る技術で、新しく挑戦したのは?」とスタジオにクイズを出題。「黒い服を着ているエコノミークラスのお客さま、答えをお願いします」と指名したのは「ますだおかだ」増田英彦さん。増田さんは「体が痛いです~」とすかさずエコノミーネタに乗っかりながら、「当てちゃいますよ!マスクちゃいます?」と見事に正解しました。
隣の部屋に移動すると、テーブルの上には、ネコの顔のかわいいデザインや和風の柄など、さまざまなマスクが並んでいました。小杉織物のマスクは、1980円~3960円の価格で、何と200種類以上もあるそうです。入江アナが着けているのも小杉織物のマスク。「さらっとしていて、優しい素材です。肌荒れが気になる人にもおすすめです。息もとてもしやすい」と絶賛します。
入江アナは、小杉織物のマスクが一般の不織布と比べ、温度がとても低く保たれるという試験結果を紹介。「息がしやすいという話をすると感染対策は大丈夫?と思うかもしれませんが、マスクの中には3枚の不織布フィルターを含む5層の構造になっていて、感染対策もばっちりです」と説明しました。
マスクと帯にはある共通点があります。それは「大きさ」。マスクの横幅と、帯の幅がぴったり同じ。元々あった帯を織る技術をそのまま使って、高品質のマスクを作ることができるそうです。
リポートを終えた入江アナは「ここまでお楽しみいただきましたファーストクラスのマスクの旅、いかがだったでしょうか?当機は間もなくCBCのスタジオに着陸します。中継担当は入江美寿々でした」と手を振りました。
(2021年6月25日放送「ゴゴスマ」より)