軽症者を中心に受け入れているコロナ宿泊療養者施設の入所者が急増
感染者数の急増で、宿泊療養施設の状況も大きく変わっています。
名古屋市中村区の「東横INN名古屋名駅南」。2020年8月から、新型コロナウイルスに感染した人のうち、軽症者を中心に受け入れています。年末年始は少し落ち着いていましたが、この10日間で状況は一変しました。
(看護師・松山旭さん)
「正月頃は入所者も5人程度だったんですけど、激増しまして60倍強になった」
毎日のように新型コロナウイルスの感染者が数十人ずつやってきます。450から500ほどの部屋がありますが、すでに300ほどが埋まっていると言います。
看護師は、入所者の体温や酸素飽和度を画面で確認しながら、数値が気になる場合は電話で本人に話を聞きます。
しかし、1日に勤務する看護師の数はわずか15人ほど。すでに人手不足で…
(看護師・松山旭さん)
「今増員をかけているところだが、入所者がどんどん増えているので、今のところまだまだ (人手が足りていない)と感じている」
入所者のいる「レッドゾーン」には、毎日医師がやってきて、診察を行います。
第5波では約360部屋が埋まりました。限られた人数で施設を回していくために、第6波では勤務の状況を少し改善しようとしています。
(看護師・松山旭さん)
「入所の際に今まで看護師から説明をしてきたが、映像を見てもらって入所の内容を確認してもらっている。第5波のとき必要なデータを 取れていなかったこともあったので、最初の問診で聞く内容の効率化を図っている」
満室への危機感が高まる中、施設の入所者はきょうも増え続けています。
2022年1月14日放送 CBCテレビ「チャント!」より