パンサー向井がスゴ技を目の当たり!全国大会でも活躍!…なのにとっても少人数で頑張る『バトン部』
CBCテレビで夕方放送の報道情報番組『チャント!』。
その中の『いざ、学校に向井ます』のコーナーでは、“パンサー”の向井慧さんが東海地方の学校に向かい、生徒や先生と交流しながらリアルな学校生活を紹介しています。
今回訪ねたのは、名古屋市天白区にある『名古屋市立若宮商業高等学校』です。
おもてなしの精神を学ぶ“観光コース”や商業デザインを学ぶコースなど特色のある科目を設置しているこちらの高校。部活動には、12年連続で全国大会出場の実績を誇る『バトン部』があります。
そんなバトン部を向井くんが訪ねると、見るからに大きな悩みがあるようで…。
強豪校が抱える悩みは「なんとか部員を増やしたい!」
向井くんを迎えてくれた部員は5人。「5人で全員?」と思わず確認する向井くん。3年生が2名、1年生が3名という少人数で活動しています。
部員が少ないため、大会では困ったことが…。実は、別の高校と合同チームを組ませてもらい、大会に出場しているのだとか。20名ほどが在籍する他校のチームに加わるため、やはり馴染むまでには時間がかかるそう。
かつては多くの部員が所属していた若宮商業高校・バトン部。しかし、簿記部など就職に有利な部活が人気ということもあり、数年前から部員が減少。なんとか部員を増やしたい!というのが部員の皆さんの悩みであり、願いです。
実技体験では“技”ではなく“知識”でマウンティングする向井くん
何はともあれ、東海地方を代表するレベルの演技を実際に見せてもらうことに。
新体操のように技術と芸術性が求められるバトン競技。その技は大きく分けると3種類あり、体の近くでバトンを回す“コンタクトマテリアル”に、腕や首など体の一部を使ってバトンを回す“ロール”、そして、バトンを空中に投げる大技“エーリアル”です。それらを織り交ぜた3年生ペアの演技に、「ホント2人の息が合ってないとできないね」と感心する向井くん。
目の当たりにした技がどのくらい凄いのか、向井くんも挑戦してみることに。
基本の“難易度1”の技は何とかバトンを回せたものの、難易度が上がっていくにつれ全くできない向井くん。入部して半年に満たない1年生からも笑われる始末です。
しかし、親指の動きでバトンを高く飛ばす“サム・フリップ”という技を習っている際に、「(この技のサムは)まさに親指の“サム”ということ?」と指導してくれた3年生に確認すると、親指を英語で“サム”ということを知らなかった1年生部員が…。
すかさず向井くんは「俺はそういうの知っているから」と大人げなく自慢し、さらに「こういうところでマウントをとる」と笑いを誘っていました。
「気持ちを出せば全国で戦える」少人数だからこその“強み”も
やはりこのバトン部にも新型コロナの影響があったようで、地域のお祭りなどのイベントに昨年から一つも出られなくなったのだとか。3年生のキャプテンは最後に出演したイベントを振り返り、「その時はそんなこと思ってなくて、あれが最後だったのか…」と人前での活動が1年生の時で終わっていることに寂しさをにじませました。
人数が少ないことが悩みのバトン部。モチベーションを維持することも難しい中、全国大会連続出場の実績を保ち続ける強さの秘訣は何か尋ねると、「少人数だからこそ、気持ちや振りをしっかり揃えて観客に伝えること」を部員一丸となり努めているそう。
向井くんは、「いい表情してるね、みんな。人数は確かに5人と少ない部活でしたけど、少ない中でも皆さんがそれぞれ気持ちを出してやれば、全国大会にこんなに長く行ける強豪校の部活になるんだという刺激を受けました」と『若宮商業高校・バトン部』の訪問を締めくくりました。
(2021年9月8放送「チャント!」より)