伝説の“つちのこ”捕獲!?名物「つちのこ焼き」に、獲れたて天然アユ!岐阜県東白川村でなりゆきグルメ旅
CBCテレビ(東海エリア)で夕方放送の報道情報番組【チャント!】。
アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする、金曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、東海地方の125市町村を巡り、出会った人に聞いた「町の美味しいもの」をその場所へ行って味わう“なりゆきグルメ旅”。今回は、東海3県125市町村の64カ所目、岐阜県東白川村の後編です。
焼きたての天然・若アユを骨までガブリ!
前回は岐阜のソウルフード『鶏ちゃん』を食べ、道端で出会ったお母さんに村のアユ釣り名人・Yさんを紹介してもらい、獲れたての天然アユを10匹も頂きました。
「鮮度が落ちる前にどこかで焼いてもらわなきゃ!」と、近所の食料品店に走っていくお母さん。その姿を追いかける副島くん。
そして、お店のお母さんが電話した先は、お友達のお店【蔵ちゃん】。交渉すると快くOKでした!
見ず知らずの副島くんのために協力してくれる村民の方達に、「みんな優しいな、東白川村の人。スタンドバイミーみたい」と感激です。
持ち込みアユの料理を特別に引き受けてくれたのは、地元で人気の御食事処【蔵ちゃん】。
店主・蔵ちゃんが作る『カツ丼(800円)』が人気のお店です。
撮影した6月下旬は、まだちょっと小ぶりな若アユのシーズン。
アユは成長具合で調理法を変えているそうで、この若アユは身も骨も柔らかいためシンプルな塩焼きがベストとのこと。こちらでは、シーズン中であれば【天然鮎の塩焼き(1匹/1,000円】など、ご主人が釣ったアユ料理を食べることが出来るそうですよ。
では、焼きたての塩焼きをガブリ!
ふわふわで骨も全く感じないほど柔らかく、若アユなのに身がちゃんと入っていて思わずにニヤける美味しさです。聞けば、今年のアユは身がしっかりしていて特に美味しいそう。アユ釣り名人・Yさんに感謝です。
村のみなさんから「蔵ちゃん」と呼ばれる人気者のご主人ですが、長い付き合いの人でも本名を知らずにお付き合いしている人が多いそう。1年じゅう下駄を履き続ける、自虐ネタも楽しいナイスキャラクターです。
そんな蔵ちゃんと奥様に、この村で一番美味しいと思うものを教えてもらいましょう。
その答えは、『つちのこ焼き』。
近くのお店【白川茶屋】の、いわゆる”たい焼きのつちのこ版“で、あんこやクリームなど色々入っているそう。
捕獲した「つちのこ」を包んで焼く?!
お店を発見し、開口一番「あ、やべえ。すごい旗見つけた」。
よく見ると、「捕獲!つちのこ焼き」と書かれた旗がユラユラ揺れています。
【おばちゃんの味 白川茶屋】は、獲れたて野菜や手作り菓子などを販売するお店で、副島くんが「HSK(東白川)48」と名付けた地元の皆さん30人ほどで運営しています。
ここでついに、伝説のつちのこ捕獲!
「カワイイでしょ?」と代表のIさんに手渡されたのは、白川茶屋の名物『つちのこ焼き(150円)』。
ポッチャリとしたこの”つちのこ“は、つちのこの形をした特注の金型に生地を流し、毎朝3時間煮込んでできた甘さ控えめの自家製あんこを入れて焼いたもの。5年前に販売をスタートし、多い時には1日100匹以上売れるという人気商品で、お取り寄せもできます。
「食べなきゃいけないんだけど食べづらいなぁ。どこから食べる?首から??」と妙な罪悪感にさいなまれる副島くんに、「ガブッ!っていってください」とIさん。
アドバイス通りガブッといくと…「おいしい!めちゃめちゃあんこが詰まってますね」。
小豆とザラメと塩だけで、添加物なしで炊いてあるというあんこは甘さ控えめのアッサリ系。生地にハチミツとコンデンスミルクを使い、しっとりしてモチモチの食感です。
ここでスタッフのみなさんに、つちのこはいると思うかを尋ねてみると、全員が「はーい」と元気よく手を上げ満場一致。
「なのに焼いちゃってるんですね…」とポツリつぶやく副島くんに、「何匹も焼いております。今日も明日も明後日も…つちのこを焼きます!」と、みんなで大笑い。
つちのこで町おこし、しっかり出来ていますね!
最後に、旅の総括の一文字を。
今回は「夢」。
「この村には夢しかない。食べ物で言えば、鶏ちゃん焼き。あんなにごはんが進むおかずはありません。
川で釣っている人をその場で見つけて…このシチュエーションでなきゃ食べられないアユを食べさせてもらいました。
そして、やはり東白川村には、つちのこがある。ひとつのロマン。夢であります。
僕も夢を追いかけて、また東白川村に来たいと思います!」
(2021年8月27日放送「チャント!」より)