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緊迫 コロナ医療現場の今 患者が重症化する瞬間 医師は「今回の第4波は比較にならないほど危険」「これが医療崩壊」

5月19日午後。
コロナ病棟に鳴り響くアラーム。

病院スタッフの声が響きます。
  「挿管の(チューブ)。8ミリか8.5ミリください!」

8人もの医療スタッフが、患者を囲んで、急いで人工呼吸器をつけます。

これが、新型コロナ患者が、重症化する瞬間です。

愛知県大口町のさくら総合病院。
20床あるコロナ病床は、すでに19床が埋まっています。

入院患者の中には、30代、40代の高齢者ではない人も。

  「だいぶ酸素の量も減って、今は苦しくないですか?」(さくら総合病院 小林豊院長)
  「大丈夫です。」(45歳の患者)

入院中の45歳の男性です。
変異ウイルスに感染し、鼻からの酸素投与を続けています。
家庭内感染で、妻や両親は、別の病院に入院中です。

  「45歳でもこんなに急激に悪くなるコロナって怖いですよね。」(小林院長)
  「うん、怖い。まだ怖い。」(45歳の患者)

小林院長は、今回の第4波は、これまでと比較にならないほど、危険だと指摘します。

病床のひっ迫の現状を探ろうと、コロナ患者を受け入れる民間病院の今を取材しました。

2021年5月20日放送 CBCテレビ「チャント!」より

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