「ブランド牛」ではなく「牧場の牛」に注目!焼肉マスター直伝!名古屋の激ウマ焼肉店
毎週月~金曜日の夕方、CBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。火曜日の人気コーナー『教えマスター』では、様々なジャンルの達人(マスター)から教えを請い、使える&役立つ情報をお届けしています。
今回は「焼肉マスター」のフォーリンデブ はっしーさんが登場!焼肉をはじめとする肉グルメを毎年1,000食以上食べ歩き、「お肉博士1級」も取得しているはっしーさんに、いま食べるべき名古屋の激安焼肉店と独自のこだわった焼き方を、大久保佳代子さんと本田兄弟の本田ひでゆきさんが教わります。
<焼肉マスターの教え>ヘルシーな部位が揃うホルモン店がオススメ!
マスター:1軒目は、女性にも人気のヘルシーなホルモンも食べられる【炭火ほるもん ひとすじ本店】さん。40を超えるホルモンを扱っています。まずは「タン」から注文しましょうか。
大久保:ホルモン店でタン?あんまりイメージありません。
<焼肉マスターの教え>美味しい牛タンに出会いたければホルモン専門店へ行くべし!
マスター:タンは精肉のイメージですよね。でも、実は肉業界ではホルモンに属します。お肉の流通はカルビやロースなどの「精肉」と、ホルモン類の「内臓系」の2つに分かれます。タンやハラミは「ホルモンの流通」に属するので、ホルモン専門店の方がより美味しいものに出会いやすいのです。
本田:ハラミもなんですね?
マスター:そうです。こちらのお店はホルモンの仲卸が営む直営店なので、鮮度抜群なホルモン類を429円~お値打ちに頂くことができるんですよ!まずは『特選黒毛和牛タン(1人前1,639円)』です。
大久保:タンが分厚い!コレは、なかなかお目にかかりません。
<焼肉マスターの教え>表はカリッとよく焼き、裏はフワッと軽めの焼き!
マスター:お肉を焼くときには七輪の頂点に置き、表はカリッと、裏は軽くフワッと焼くと美味しいですよ。僕は「カリッとフワッと、カリフラワー」って言ってます。
大久保:それ、いま思いついたんじゃ?
マスター:いつも言ってます。
大久保:では、いただきます。おっ、おっ、美味しい!お肉のポテンシャルを全部、充分に引き出してる。
本田:最高の焼き加減ですね!
マスター:次はお店の看板メニュー『和牛ホルモン(1人前649円)』。ホルモン系ははじめに皮の面をカリッカリに焼き上げるんですが、その後が重要でひっくり返してからが勝負!ホルモンの脂をたっぷり楽しみたい人は、すぐ網から引き上げる。でもしっかり火を通せば通すほど甘みや旨みが凝縮していきますから、そっちを楽しみたい人はじっくり焼き上げてください。
本田:トロトロの「ちょい焼きホルモン」をいただきます。すごい!トロッとした脂身とパリパリの皮。本当に美味しい。
大久保:私は甘みが増すという「しっかりよく焼き」を。甘い!脂が甘―い!知ってるホルモンじゃないね。
マスター:驚くのはまだ早いですよ。次は脂身の両面に皮が付いている希少部位『ミノサンド(1人前825円)』。ミノの中でもわずか5%ほどしか取れません。
大久保:初めていただきます。うわ、美味しい。カリッっていったと思ったら、フワッと脂身が!全然くどくない。
本田:トロッとした脂身に、カリッとしたところが押し寄せてくる。
マスター:清須市にある姉妹店【ほるもん専科 ひとすじ】さんではテイクアウトも可能ですから、お店で食べるのはまだ心配…という方にもオススメです。
マスター:次にご紹介するのは、柳橋市場のすぐ近くにある【柳橋焼にく わにく】さん。日本最高峰の牧場のお肉を仕入れていて、名古屋はもちろん、東京も含めて全国的にこのお肉が食べられるのは珍しいんです。
大久保:牧場レベルの話までいきますか。
マスター:いま肉マニアは「ブランド牛」ではなく「牧場の牛」に注目しているんですが、こちらでは、兵庫県西脇市の川岸牧場のお肉を提供しています。肉質・脂のりなど「最高ランク」とされる但馬牛の雌を、エサ・飼育期間など徹底的にこだわって育成している牧場で、数々の賞も受賞しています。
大久保:私は『神戸ビーフ ユッケ丼(1,980円)』をいただきます。美味しい!牧場を走っている気分です。
マスター:生肉と炙りの2種類を和えた極上ユッケです。いいお肉は脂の口どけがいいんですよね。いいお肉じゃないと、ロウソクのロウのようにずっと残り続けてくどいなあ…って感じちゃうんです。
大久保:だからさっぱり感じるんだ!
マスター:素材の旨みを堪能したら、次は卵と絡めてどうぞ。
大久保:むちゃくちゃ卵と合う!
マスター:最高峰のお肉を生肉で、しかもランチで食べられるのはかなり珍しいですよ。
<焼肉マスターの教え>くっつく時はトングで“肉うちわ”!
マスター:続いては、夜の半額で食べられる『特選焼肉ランチ(3,300円)』です。きめ細かく濃厚な旨みが特徴の、塩のリブロース(肩ロース)から焼いていきましょう。
大久保:きれいな色!
マスター:網に乗せて焼くときは、網にくっつかないようにトングでお肉をパタパタさせます。これを“肉うちわ”って呼んでます。片側はよく焼いてカリッと焼いた後、ひっくり返して次はレアめに焼きます。
本田:スゴイ!柔らかいし、脂がしつこくない。芸歴16年目にして、やっとここに辿り着けました。
マスター:肉本来の旨みをより感じられる希少部位の赤身・イチボもどうぞ。
大久保:うわ~!芸歴まもなく29年。一番幸せです…。
マスター:ランチは夜の半額くらいで食べられるので、最高峰のお肉を食べてみたいという方は、ランチからチャレンジしてみてください。