県内トップクラスの進学校ラグビー部が部活存続の危機…部員「一度体験で来て」3年生引退で部員10人に
名古屋市東区にある愛知県立明和高等学校。毎年、難関大学への合格者を多く輩出している愛知県内トップクラスの進学校です。
今回は、この学校のラグビー部へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました!
パンサー向井さん:
「部員は何人くらいいるんですか?」
キャプテンの渡邉くん(3年):
「3年生が15人で、僕らが引退すると1、2年生が10人しかいなくて…」
ラグビーの試合で必要な人数は15人。1、2年生の10人では試合に出られないため、部活存続の危機に追い込まれているそうです。
パンサー向井さん:
「なぜ明和でラグビーをやろうと思ったんですか?」
渡邉くん(3年):
「愛知県は私立のラグビー部が強いんですけど、そこから全国に行っても面白みがないと思ったので、盛んじゃない公立のラグビー部として全国大会に出るのが夢で入学しました」
有賀くん(3年):
「元々僕はバスケ部に入ろうと思って入学したんですけど、体験入部で先輩に勧誘を受けて。バスケがボールひとつをつないでゴールを目指すのと一緒で、ラグビーもみんなでつないでトライを取りに行く、団結力が高まるいいスポーツだと思っています」
酒井くん(1年):
「入部するまで、僕みたいな背も低いしムキムキじゃない人が出来るのかなと思っていたんですけど、体が小さくても活躍されている選手がプロの世界にもいるので、目指して頑張ってます。文武両道を目指すうえで、時間の使い方だとか、部活終わった後にすぐ勉強する切り替えとか、精神力を学んでいます」
ちなみに、この部活には変わった練習があるそうで…。
仁藤くん(3年):
「『ドラクエ』っていう練習があります。皆で一列になって歩いていきます」
実際に見せてもらうと、両手を胸の前で組んでその高さをキープしながら、腰を低く落として縦列で歩く3人…。
パンサー向井さん:
「……こんなドラクエある?(笑)でもコレ、キツそうだね!」
そして、部員の恋愛事情についても聞いてみると…?
湊くん(1年):
「体験入部の時に、『彼女がいる人がいる。後でクイズするから』って言われたんですけど、まだクイズ出されてなくて…」
すると向井さんが怪しいと睨んだ、うつむき加減のキャプテンがゆっくりと顔を上げ…。
渡邉くん(3年):
「ちょっと、つらいっすね…。体験入部から、時間が経ってるんですよ…」
パンサー向井さん:
「(笑)あれから時間が経ったのか…これは申し訳ない!」
そんな先輩たちの楽しそうな雰囲気に惹かれて入ってきた1年生も、悩みはやはり…。
樋口くん(1年):
「新たな部員を毎日誘っているんですけど、なかなか来てくれないですね…。ハードですけど、それ以上に面白いものがあるので、一度体験で来てもらうといいと思います」
そこでラグビーの魅力あるシーンを撮影し、勧誘のお手伝いをすることに。
キャプテン渡邉くんが30mのロングスロー!
有賀くんが相手を交わす華麗なステップ!
チームの“五郎丸”的存在・石田くんは惜しくもゴールキックを外しますが、飛び入りで参加した有賀くんが一発で成功!
喜ぶ有賀くんと、一人たそがれる正キッカーの石田くん…。
最後に、向井さんが今回ラグビー部の皆さんと触れ合って感じたことを伺いました。
パンサー向井さん:
「いい部活ですね。楽しい部分がみんなそれぞれにあって、ただ厳しいだけじゃないというところが、非常にいい空気の部活でした。明和高校の学生さん、体験でもいいのでちょっとやってみると、ラグビーの面白さやかっこよさ、見ているのとはまた違う魅力が分かると思いますので、ぜひ入部してください!」
明和高校ラグビー部の皆さん、ありがとうございました!