ツバスの握り、絶品スープの中華そば、セミノールジュース…三重県南伊勢町のなりゆきグルメ旅
毎週月~金曜日の夕方、CBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。
木曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんが、出会った人に「街のおいしいもの」を聞いて東海地方の125市町村を巡る、なりゆきグルメ旅!
今回の舞台は三重県南伊勢町。伊勢湾に面し、海と山に囲まれた町でどんなグルメに会えるのでしょうか?
スタートは町の中心地・五ヶ所浦(ごかしょうら)。
道中で見つけた町の地図で「五ヶ所みかん」が名産と判明。「おいしいミカンが食べたい!」と期待しながら歩いていると、電気屋さんに辿り着きました。
電気屋さんのお姉さんに“この町で一番おいしいもの”を尋ねます。
お姉さん:【土実樹(つみき)】という所に、みかんのソフトクリームがありますよ。
さらに、「それがダメなら、目の前にある【グリーン&グリーン】のミカンジュースもお勧め」と、定休日の可能性を考えてミカンジュースが飲める他のお店も教えてくれました。
思いが通じたことを喜ぶのも束の間、到着するとまさかの定休日。この展開は久しぶり…。
残念がっていると、飲食店の前で副島くんを見ているお母さんに遭遇。
話しかけると、「うちは飲食店もやっていますが、ミカンも作っています」とのこと。なんと、電気屋さんが教えてくれた【グリーン&グリーン】の方ではないですか!
代わりのお店でもルール的にはOK!取材を願い出ると、息子さんと副島くんの名前が一緒だからと快諾してくれました。
創業40年の喫茶店【グリーン&グリーン】は、ミカン農家に生まれた店主が柑橘系の作物を育てながら営むお店。収穫したミカンの生絞りジュースが好評です。
この日は、香り高く甘みが強い品種「セミノール」だけを4個ほど絞った『セミノールジュース』(400円)をいただきました。
毎年4~6月末頃までの限定メニューですが、この日は幸運にも在庫があり味わうことができました!秋には他のミカンジュースが始まるそうです。
セミノール100%の贅沢な一杯を口にし、甘さを噛みしめる副島くん。
副島くん:ミカンをそのままかじったよう。飲めて本当にラッキー!
ミカンの他にレモンも栽培していて、自家製レモンの生絞りジュースは、ほぼ年中味わえるそう。みずみずしい果汁を炭酸で割った『生レモンスカッシュ』(450円)は、シロップを少し入れて酸っぱさを抑えています。爽快で飲みやすい口当たりが夏にぴったり!
店主の奥さま:この町は海があるから、潮風がミカンの木を良くしてくれるのよ。
海と山が共存し、果物もおいしく育つ南伊勢は「海の幸だけじゃない!」と分かった所で次の聞き込みへ。
仲良し奥さま4人組と出会い、この町で一番おいしいものを尋ねます。
奥さま:【やんがや】のお寿司と中華そばがおいしいよ!
しかも「お昼がまだでしたら、電話を入れますよ」と、親切に対応してくれました。
その店は奥さまの親戚が営んでいるそうで、電話で取材許可をもらいました。またまたラッキー!お店のある贄浦(にえうら)近郊まで車で40分ほど移動します。
奥さまから「お寿司と中華そばのハーフセットがお得」と聞いて伺った【やんがや】は、昭和31年創業の4代続く老舗の食事処。
オススメの『寿しハーフセット』(1,300円)は、創業当初からの秘伝のレシピで作る中華そばと旬の魚を握ったお寿司のお得なメニュー。
まずはラーメンをひと口。数種類のだしをブレンドしたおいしいスープが五臓六腑に染みわたります。
副島くん:中華そばと聞いていたので、しょうゆベースかと思ったら塩系なんですね!?
4代目:いや、しょうゆですよ。薄口のしょうゆを使っています。
すかさず訂正する4代目に、知ったかぶりを恥じる副島くん…。
続いてはお寿司。この日はツバスの握りを味わいました。
4代目:ツバスはブリの小さいやつです。意外とあっさりしてるんですよ。
副島くん:ピチピチですね。とろっとした脂もあるけど、身がしっかりしていてあっさり!
4代目の弟さんが漁師をしていることもあり、活きの良い魚を提供できるのだとか。
ちなみに、店名の【やんがや】は「やんちゃ」という意味の方言で、先代がやんちゃだったことに由来しているそうです。すると副島くんが4代目の風貌から何かを察した様子。
「ビックリしますよ」と見せてくれたのは、4代目の若かりし頃の写真。高校時代はバリバリのリーゼントで決めていました。「やっぱりやんがや~!」。
自然の恵みと親切な人々、南伊勢町を満喫したなりゆきグルメ旅でした。
※価格は税込