敷地にヘリポート!?「絶対に取材は叶わないと思った」絶品フレンチ…東海三県のなりゆきグルメ旅 忘れられない「初体験の味」
毎週月~金曜日の夕方、CBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。
木曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんが、出会った人に「街のおいしいもの」を聞いて東海地方の125市町村を巡る、なりゆきグルメ旅!
今回はこれまでの旅を振り返る特別編。
テーマは「初体験グルメ」。副島くんが東海三県で“初めて食べた思い出の味”を紹介します。
その1:可児市で食べた絶品フレンチ
「ロケーションが良くて、風景を見ながら素敵な料理が食べられる」と教えてもらった、岐阜県可児市のフレンチレストラン【リリアーヌ】。
なりゆき旅で訪ねるお店は、「本当にこんな所にあるの?!」と思うような場所にあることも少なくないのですが、こちらもそんなお店。
民家が建ち並ぶ景色から一変してオシャレな外観が現れてびっくり!重厚なドアを開けてお店に入った時には「絶対に取材は叶わないと思った」と副島くんも当時を振り返ります。
可児市の国定公園内にある【リリアーヌ】は、開放感あふれる窓から木曽川の雄大な景色を眺められるのも魅力!
敷地にはヘリポートが備えられ、自家用ヘリで県外から訪れるお客様もあるほどの名店です。
通常は要予約ですが、快く取材に応じていただき、窓側の席を用意して下さいました。
フランスや東京で修業を積み、10年前に先代から店を引き継いだ2代目オーナーシェフが手掛けるお料理は、どれも趣向を凝らしたものばかり。お昼の『ランチコース』(3,300円~)は、肉や魚などの素材を生かして調理された全6皿が味わえます。
実は、取材日が人生初の本格フレンチだった副島くん。料理を待つ間も落ち着かず、テーブルマナーや高級感漂う店の雰囲気に慣れず緊張しっぱなし…。
すると、シェフが腕によりをかけて作ったひと皿が登場!可児の名産・里芋とフォアグラを組み合わせた見目麗しい一品に、ドキドキしながらナイフを入れます。
副島くん:濃厚!フォアグラがトロトロですね。
シェフ:里芋とフォアグラは相性が良いんですよ。里芋が特にトロトロの食感を際立たせてくれます。
あまりの美味しさに感動しきりの本格フレンチ初体験でした。
※リリアーヌ 昼のみ営業
その2:新城市で食べた謎の食材・マコモ
副島くん曰く「面白い体験だった!」愛知県新城市の畑でのひとコマ。
偶然出会った農家さんに話しかけると、空に向かってまっすぐに伸びた、ある作物を収穫していました。
見慣れないその作物の名は『マコモ』。
初めて聞いた名前に「美味しいのかな?」と首をかしげる副島くんでしたが、その場で食べさせていただきました。
スタッフの調査によると、『マコモ(真菰)』は高さ2m以上に育つイネ科の植物。休耕田の有効活用として栽培されることが多いようで、葉はお茶に、白い茎は食材として利用されます。特に中華料理では高級食材として使われているのだとか。
栄養価が高く低カロリーなスーパーフードとして注目されているとは知らず、根っこの白い部分を実食!「味はしないよ」と農家さんが教えてくれたのですが…
副島くん:外見は山芋、持ってみるとキュウリのように軽い。でも確かに味がしない…。
味なし、ニオイなしの食レポ泣かせの食材だったのです。実際には生では食べないそうで貴重な初体験となりました。
その3:奇跡の出会いを運んだ鳥羽市のトロさわら
最後は三重県鳥羽市の『答志島トロさわら』。「味はもちろん、いろいろな意味で忘れられない」副島くんの印象に残る思い出の味です。
鳥羽で出会った男の子とお父さんに“街の一番おいしいもの”を聞いた時の出来事。
刺身を買おうと二人が訪れていたのが、駅前にある産直市場【鳥羽マルシェ】。
ちょうど鰆(さわら)が美味しい時期ということで、副島くんも一緒に開店前から並びました。
お店には新鮮な海産物や農産物がいっぱい!鮮魚コーナーには毎朝市場で仕入れた魚が並び、一匹まるごと購入可能。その場でお造りにしてもらうこともできます(調理代300円がかかります)。
親子に勧められた『答志島トロさわら』(時価)は、答志島をはじめ鳥羽市の離島で11~12月頃に揚がるブランド魚。一本釣り漁で水揚げされるその重さは2.1kg以上だとか。
活きが良く脂乗りが自慢のトロさわらを思い切って一匹購入し、一緒に並んでくれた親子と味わいました。
副島くん:一切れが分厚いし、脂もノリノリ。口の中で脂が広がる!
お造りは料理店でいただくような立派な船盛で、花びらを模した飾り切りの刺身も入っていてテンションが上がります。
しかし旅の思い出はこれだけで終わりません!
後日、別の回で三重県松阪市に行った時にまさかの展開が待っていました。
偶然声をかけた地元の人から「お好み焼き屋に松阪牛を使ったタコ焼きがある」と聞いて訪ねた【お好みやき いながき】。
こちらの店長が、なんと鳥羽で出会ったお父さんだったのです!
「松阪の旅の時は、最後にこの親子に会いに行こう」と前々から決めていた副島くん。奇跡の再会に喜びもひとしおで、なりゆき旅のもう一つの醍醐味である「人との出会い・つながり」を味わった体験でした。
※鳥羽マルシェ 通常営業(レストランは5/31まで休業)
※お好みやき いながき 通常営業
※価格は税込